SP-Admin@XM のすべての投稿

一般質問

 15日に県議会本会議で初めての一般質問を終えました。

 河野知事の政治姿勢や地方分権についての基本的な考え方、防災対策、教育政策、子育て支援策などを質問しましたが、なかなか一問一答での時間配分が難しく、持ち時間を4分残してしまったのが、心残りです。

 質問については、新聞各紙も取り上げてくれましたが、その振り返りについては、改めて記そうと思います。

 今日はこれから一般質問3日目。昨日までに自分も含め、8人の質問が終わりました。引き出し方や質問の場をどう位置づけるか、狙いと言ってもいいのかもしれませんが、それぞれに個性があってなかなか勉強になります。記者時代に嫌というほど、質問や答弁を聞いてきましたが、実際に自分でやってみると、また違うものが見えてくるので不思議です。

 さて、まもなく本会議が始まりますが、今日はどんなやり取りがあるのでしょうか?

 ちなみに私の質問と知事はじめ執行部の答弁は、宮崎県議会のホームページで動画でご覧になれます。

【渡辺創】

一般質問は15日

F1050828  久しぶりに雨が上がりましたね。

 さて、10日に始まった6月定例県議会。ご案内しておりました通り、初めての一般質問に立ちます。質問時間は一般質問初日15日の午後2時からに決まりました。ちなみに同じ会派から質問に立つ田口雄二、西村賢両議員はともに一般質問4日目の20日となりました。

 質問時間は、全員30分。この時間には答弁時間は含まれませんので、平たく言えば、議員がしゃべる時間が合計30分間ということです。宮崎県議会は一問一答方式が可能ですので、冒頭部分を壇上で行った後は、質問者席に移って、知事をはじめ執行部と向かい合った形でのやりとりとなります。

 ちなみにこの質問の順番、どうやって決めると思いますか?実は・・・くじ引き・・・。予備抽選まである念の入りようです。通告書という大まかな質問事項(地震対策について、知事の政治姿勢について・・といった感じのもの)を記した書類を提出した順に予備抽選を行い、本抽選に移ります。

 私は書類提出が一番早かったようで、最初に予備抽選を行い、6番。本抽選で4番を引き、初日の最後の時間帯(15日14時〜)となりました。

 まだ細かくは記せませんが、中長期的な視点に立った知事の答弁を聞きたいと考えています。知事の基本的な政治姿勢のほか、地震対策や教育施策、子育て支援についての考え方などの質問が中心となる予定です。

 写真はご近所の庭に咲いていたアジサイです。

【渡辺創】

6月議会は10日開会

 本業の話を書くのを忘れていました。

 宮崎県議会6月定例議会は、今月10日開会に正式決定しました。会期は29日までの20日間となります。3日にあった議会運営委員会(議運)で決まりました。

 議運というのは、まさに名前の通りで議会運営に関する諸事項を決定していく議会内の重要な協議の場です。私の所属する会派「新みやざき」からは幹事長の田口雄二議員(延岡市選出)が委員になっています。

 6月定例会は、15〜17日、20、21日の5日間が一般質問。22〜24日が常任委員会。27日が特別委員会。29日が本会議採決のスケジュールです。今回の一般質問には、私も初登壇します。今準備を進めていますが、質問日が決まりましたら、またご案内しますので、傍聴頂ければと思います。「新みやざき」からは私のほかに田口幹事長、西村賢代表(日向市選出)が質問に立つことになっています。

 今回の議会には、補正予算案が提出されます。昨日内容が公表されましたが、規模は568億8700万円。知事の就任直後に出された骨格予算と合わせると、一般会計の総額は5805億5000円となります。今回の補正は、河野知事カラーを打ち出すための肉付け的な意味合いが濃い内容となっています。これから内容をしっかりと吟味して6月議会本番に臨みたいと思います。

【渡辺創】

騒動の後に

 多くの国民に、何とも言えない虚脱感というか、むなしさだけを残した永田町の“大騒ぎ”から二晩が過ぎました。各新聞等でも検証が続いていますが、やり場のないいらだちがつのるばかりです。

 私は一地方議員で、一民主党員に過ぎませんので、今回の不信任案を巡って、行動する立場でもありません。同時に直接的立場ではなくとも、与党である民主党県連の幹事会メンバーで、民主党の県議であることを踏まえれば、有権者の皆さんから批判の声を寄せられることはあっても、それぞれの政治行動をとやかく言うべき立場でもないと考えています。ただ「今為すべきことは何なのか」ということを真剣に考えてほしいと願いながら、今回の政局を眺めていました。

 もちろん、理屈で言えば「菅政権には任せられない」と不信任案を提出した自民党を中心とする野党勢力も、民主党の中でその不信任案に賛成に回った、また回ろうとしたグループも、そして不信任案を否決した民主党衆院議員の大半も、それぞれの“手法”で「今為すべきこと」に取り組もうとしたということになるのでしょう。ただ、そのすべてが大半の国民の思いとは別のところにあったのではないでしょうか。

 政治記者として永田町を見てきたので、永田町の動きが必ずしもわかりやすく国民の思いと連動しない現実があることは知っています。行動を起こす原動力は、一定割合の国民の思いと共通していたはずなのに、永田町というシステムの中で、結論は理解しがたいところで落ち着いてしまうという局面を何度か目の当たりにしてきました。

 不信任というのは、当然ながら単純に「首相がけしからんから辞めさせるべき」というだけのアクションではありません。むしろ本当の狙いは、その後の政治(というか政界)変動にあるわけです。今回の“騒動”でも、可決されれば民主党分裂で、自民党との大連立だの、新党結成だの、解散だの、政界再編だの・・・・様々な可能性が取りざたされました。そしてそれぞれの「可能性」の背景には、無数の思惑がはりついているわけです。今回の不信任案で考えても、自民党と、民主党内で賛成を模索していた勢力との思惑が同じはずはありません。ただ政治が一種の権力闘争である面を否定できない以上、この世界ではそれぞれの思惑が瞬間的に近接することで多数派が形成されていくのも事実でしょう。

 しかし今回は、あまりにもその思惑が透けて見えていた気がします。特定の勢力だけではなく、すべてのアクターがそうでした。だから国民の目にはむなしく映り、「大震災後のこの時期に・・」というため息が広がっただけでした。永田町の独りよがりの興奮は、国民にとっての政治刷新という興奮にはまったくつながりませんでした。

 今回の騒動がさらなる政治不信に拍車をかけることは間違いないでしょう。大きなカテゴリーで言えば、政治に携わる者の一人として残念で仕方がありません。

 先日、この不信任騒ぎの最中に上京した折、ある大ベテラン議員と話をしました。93年の政局の際に自民党を飛び出した経験のある方です。「あの時、我々はみんな涙を流しながら行動した。そんな気持だった。今の動きにそんな空気があるかい?」。尊敬する大先輩の言葉には、今の政治の軽量感への怒りと物悲しさが漂っていました。

【渡辺創】

“生”の足跡

Cimg0093  5月31日から二泊三日で、県議会の会派視察に出かけてきました。傷めている左目に眼帯をかけたままで、不自由もありましたが、無事に戻ってきました。

 訪問先は、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県内から始まり、東京都、千葉県浦安市。詳細は改めて記しますが、圧倒的な自然の力を目の当たりにし、いくつかのことを深く考え込む時間になりました。

 今回の視察で東北の被災地に入ることには会派の中でも議論がありました。簡単に言えば、復旧を急ぐ段階の被災地に足を踏み入れても迷惑になるだけではないのかという心配があったわけです。私自身も迷いがありました。そこで、被災地取材に入っていた新聞社時代の同僚数人に相談したところ、全員が「懸念はよくわかるが、この現実は見ておくべきだ」とのこと。

 視察を終えての実感は、「見ておくべき」。アドバイスの通りでした。うまく表現し切れませんが、肌で、五感で、今回の震災の現実に触れたと言えばいいのでしょうか。今回の視察は、当然ですが、宮城県では訪問先の自治体の負担とならないように、完全に自力のコーディネート。西村県議が交流のある被災地支援グループの方々に話を伺いながらの行動でしたが、これからの宮崎の防災、そして少し大げさに言えば、この国のあり方を考えるうえでも貴重な経験となったと強く感じています。

 写真は、石巻市内での一枚です。津波によって辺り一面が押し流されてしまった住宅地のがれきの中に、我が家の食卓にもありそうなサラダドレッシングのビンが埋もれています。

 被災地の様は、何度も何度もテレビの画面で目にしています。目の前に広がる光景は、確かにそれと同じ。しかし実感が違うわけです。なかなか目の前の様を体が、脳が現実のものと受け入れてくれないと言えばいいのでしょうか。あまりの迫力に、いまや生活者のいない、その集落の様子と「人が暮らしてきた場所」という当たり前の現実をうまく結び付けられない違和感をずっと感じていましたが、この写真の場面に気付いた瞬間に「ここにはおそらく私の家とそう変わらない日常があったんだ」と強く実感しました。さらに周りを見渡せば、我が家の3歳になったばかりの息子が遊んでいるのと同じような「機関車トーマス」のおもちゃが転がり、プロ野球の選手名鑑が半分地中に埋もれています・・・。ビルに突っ込んだ漁船も、大破した自動車も、鉄骨だけが残されたビルの跡も衝撃的でしたが、がれきの中に残る人の“生”の足跡が最も痛々しい光景だった気がしています。

 さて、今日(もう昨日になってしまいましたが・・)は、菅首相の不信任決議案に揺れた一日でした。少し思うところありますので、その件は明日改めて記したいと思います。

 明日からは6月議会に向けた議案検討会(勉強会)も始まります。しっかりと取り組みたいと思います。また、左目を傷めた件(前回のブログ)では、たくさんの方にご心配をおかけしました。まだ眼帯姿ではありますが、痛みはもうほとんどありません。ただまだ視力がかなり落ちているような気がしていますが、痛みから解放されただけでもかなり幸せな気分です。

【渡辺創】

ご心配を・・・

 ブログの更新に大変時間がかかってしまいました。申し訳ありません。

 実は、21日にあった党の全国幹事長・選挙責任者会議のため上京中に左目の角膜を痛めてしまい、宮崎に戻った後もしばらくは両眼を閉じて安静の状態を指示されていました。この1週間、大変多くの方にご心配、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ありませんでした。

 おかげさまで、順調に回復し、もう一歩のところまで来ました。左目の腫れも引いてきて、右目(無事な方)だけあけて、過ごすこともできるようになったので、久しぶりにパソコンのモニターの前に座ってみましたが、やはり片目では疲れますね。

 21日は、全国幹事長会議の前にあった懇親会を終えて、党本部に移動する途中に強い日差しを浴びたところ、急に痛み出し、会議の途中に持ち直しましたが、会議後、外に出ると再び激痛が・・・。権藤県連幹事長と一緒に羽田空港に向かっていましたが、乗る便が違ったため、第一ターミナルと第二ターミナルに分けれた後に、我慢できずに空港のターミナルに駆け込み、そのまま救急の大学病院へ。そしてほとんど目を開けないまま急きょ東京に宿泊・・と不安な夜を過ごしました。

 結膜炎で傷めていたところに、思い当たることはないのですが、過度に触れてしまい、角膜の表皮がほとんどすべて剥けてしまった状態とのことでした。一度目の激痛の後、会議中に痛みをこらえきれず、一生懸命押さえていたのも悪化させた一因のようです。

 目が不自由になったのは、初めての経験でした。激しい痛みと、目を開けられない不安を抱えたまま一人街に佇み、多くの方の親切、思いやりのありがたさが本当に身に沁みました。お顔もわかりませんが、心から感謝したい方々がたくさんいます。

 健康の大切さを痛感した1週間でした。体力自慢で過ごしてきましたが、これからは少しシフトチェンジも必要かもしれません。時々、体も労わってあげなければいけませんね。さて、そろそろ目も疲れてきたので、この辺にしますが、週明けからはまた忙しい日々が続きます。しっかりと頑張ります。この間、ブログに書きたい出来事もいくつかあったので、少しずつ記していきたいと思います。

 今週末は台風2号の接近が大変心配です。新たなダメージとならないことを祈りつつ、備えるべきことにはしっかりと備えなければなりません。

【渡辺創】

臨時県議会

F1050755  2日間の臨時県議会が終了しました。先週の全員協議会に続き、今回の議会は、これからの本格的な活動をスタートさせるための“儀式”のようなもの。議長選があったり、各議員が所属する常任委員会や特別委員会を決めたり・・・。少しずつ県議会の仕組みもわかってきましたが、まだ時おり迷路のような議会棟の中で迷子になったりしています。

 16日の本会議では、議長に外山三博議員、副議長に十屋幸平議員(ともに自民党)を選出。会派「新みやざき」に所属する私は、議長選は会派代表の西村賢議員(日向市区)、副議長選は同幹事長の田口雄二議員(延岡市区)に投票しましたが、いずれも6票で次点という結果でした。

 私自身は、商工建設常任委員会に所属することになりました。商工観光労働部や県土整備部、労働委員会、収用委員会などを担当する委員会です。同委員会で副委員長を務めます。経験はありませんが、一つ一つ勉強していくしかありません。

 特別委員会は3つ設置されました。「防災対策」「医療対策」「産業再生・エネルギー対策」です。私の所属は、防災対策。今回の東日本大震災、新燃岳の噴火活動などを受けて、宮崎の新しい防災対策のあり方を調査・研究・審議していくことになります。また議会の互選で決まる都市計画審議会の委員としても活動することになりました。

 ちなみに本会議での議席は、16番。2列目ですが、議員定数の削減で1列目の席が今後撤去されるので6月議会では最前列になります。傍聴席からみると、右側の議席群の一番左端。右隣が公明党の重松幸次郎議員、左側は通路になっています。

 6月議会では、一般質問に立つ予定です。また改めてお知らせいたしますので、ご都合のつく方はぜひ傍聴にいらしてください。

【渡辺創】

 県庁前は、今とても色鮮やかです。お近くにお越しの際は、休憩場所としても最適かもしれません。

気持ち新たに

F1050740  ゴールデンウイークもバタバタしている間に駆け抜けてしまった感じです。なかなか落ち着きませんが、県議会も明日(5月10日)からは、16、17日(予定)の臨時議会に向けて全員協議会が始まります。気持ち新たに走り出そうと思います。

 さて、この連休中に、宮崎市のシーガイアで将棋の名人戦第三局が開かれました。宮崎での開催は今回が初めて。将棋に詳しいわけではないのですが、主催者の一つが毎日新聞社。同社政治部時代の元上司が担当として来県していたので、連絡をもらって会場まで挨拶に行きました。羽生名人の姿もちらっと目にすることができ、思わぬ「小さな幸せ」をもらった気分です。

 以前、名人戦の主催をめぐって、毎日新聞と朝日新聞が争ったことがありましたね。ちなみに今は両社と将棋連盟が主催になっているようです。私はあまり詳しくはないので、細かい話はできませんが、構図としては、長く主催してきたのは毎日新聞でしたが、何らかの事情で朝日新聞が主催としての開催を求め、将棋界全体を巻き込んだ騒動になったと記憶しています。

 まあ、なんでこんな話を始めたのかというと、ある思い出があるんです。当時、私は横浜支局から政治部に異動してきたばかり。当時の政権で、キーマンの一人だった政府関係者(官僚)を頻繁に取材していました。ところが、この人がなかなか難しい。とっつきにくいうえに、ちょっとピントのずれた質問をすると、露骨に嫌な顔をする。正直なところ、会話の糸口もつかめずに、頭を痛めていました。

 そんな時に、窮地から救ってくれたのが、実は名人戦問題でした。この政府関係者、大の将棋好き。名人戦問題が新聞紙面でも加熱してくると、私の顔を見つけるたびに向こうから名人戦を話題にしてくれるように・・・。しかも親しくなってみれば、大変失礼な言い方ですが、そんなに悪い人でもなく(苦笑)、その後も多くのことを学ばせてもらいました。まあ、取材対象としては最後の最後まで厳しい方でしたが・・・・。最後は某省の事務次官も務められましたが、担当を離れてからも国会内などですれ違うと、気さくに声をかけてくれました。昨年夏、参院選後に上京した際にも国会の議員会館でばったり会いましたが、その際にも励まされました。

 政治活動をやっていても、入り口の難しい局面に遭遇することは少なくありません。しかし、そんな時もひるむことなくし、しっかり構えれば、いい風も吹く。そう信じて歩んでいきたいものです。名人戦の看板(写真)を眺めながら、そんなことを考えました。

【渡辺創】

新しい歩み

F1050710 もう夏かと思わせるような陽気になっています。

 4月30日に任期が始まり、今日(5月2日)が事実上の初登庁となりました。今年は大震災を受けた節電の取り組みで、クールビズも1カ月早くスタートしています。任期最初の登庁は、早速ノーネクタイ。あいさつ回りや手続きなどで議会棟から出入りを繰り返していますが、じんわりと汗ばむ陽気です。

 現職だった方々は、昨年度分の政務調査の報告期限が迫っているとのことで、意外と多くの議員が登庁しているようです。今、私の目の前でも民主党の大先輩、井上紀代子さんがパソコンと格闘中。私もこれから夕方まで書類や資料の整理に追われる予定です。

 さて、明日5月3日で、祖父・渡辺紀が死去してちょうど1年になります。このブログでも、慰めや激励へのお礼を書いたことがありますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、祖父はかつて旧東諸県郡(国富、高岡、綾)選出の県議を務めていました。現職だったのは、もう20年も昔の話ですが、私も政治活動を始めて、祖父が大変たくさんの方々にお世話になっていたことがよくわかりました。祖父と同じように大柄で、太い眉毛の私を見て、懐かしがってくださる方も時折いらっしゃいます。改めて本人に代わってお礼を申し上げたいと思います。

 命日に先立って4月30日に1年祭を国富町で行いました。

 振り返ってみると、1年前の5月3日、夏に控えた参院選の候補予定者だった私は、危篤の知らせを受け、夕方にあった会合をこっそりと抜け出し、病院に駆けつけました。祖父は、体を半分起して、人工呼吸器にあわせてわずかに息をする状態。意識はすでにありませんでしたが、しばらくの間、手を握って過ごすことができました。その後、どうしても外せない日程のため、臨終には立ち会えませんでしたが、息のあるうちに、手のぬくもりがあるうちに、短くても時間を共にできたことは本当に有難かったと思っています。

 その1年後、選挙区は異なりますが、祖父と同じ県議会で政治家としてのスタートを切ることになりました。しかも任期初日が、祖父の1年祭。自分に課せられた役割をしっかりと果たしていくことを墓前で改めて決意して、最初の一歩を歩み始めました。

 祖父の墓の回りには、小ぶりの黄色い花が咲き乱れていました。写真はその様子です。

【渡辺創】

波音を聞きながら

F1050684  今日(28日)は早朝から車を走らせ、一路日向市へ。政治活動をバックアップしてくれている仲間(Sさん)のお父様がお亡くなりになり、その葬儀に参列しました。

 葬儀で初めて聞いたのですが、お父様の具合は、この数カ月、一進一退の難しい状態が続いていたとのこと。その環境下で、仲間の選挙、特に市議選では先頭に立って運動を推し進めてきたSさん。24日には、涙を流しながら、抱き合って市議候補者の当選を祝ったばかりです。その胸中には、様々な思いがあったことだろうと思います。選挙というのは、本人以外で必死になってくれる方々の力で支えられていることを本当につくづく感じました。

 葬儀の終盤になると、故人のお孫さんが我慢し切らなくなったように嗚咽し始め、会場を包む悲しい泣き声が参列者の胸に響きました。

 心からご冥福をお祈りいたします。

 日向からの帰路、引き寄せられるかのように車を止め、しばし海岸を歩き、海を眺めました。穏やかな空の下、波音を聞きながら、Sさんのこと、東日本大震災のこと、県議としての任期スタートを目の前にこれまでの1年4カ月のこと・・・・いろいろと考えていたら、少し感傷的な気分に。

 さあ、頑張ろうと自分に声をかけて、再びエンジンをかける昼下がりでした。

【渡辺創】