よいお年をお迎えください

P1000512  冷え込みの厳しい大みそかです。落ち着いてこの1年を振り返りたいところですが、今年最後の一日もあわただしく時間が過ぎています。

 多くの経験をした1年でした。初めて政治活動に飛び込み、初めて街頭演説をし、初めて自分の顔が大写しされたポスターが街に張られ、そして初めて出会う多くの方々と言葉を交わしました。

 口蹄疫が猛威をふるう中で実施された参議院選挙。私は皆さんの期待に応えることができませんでした。ただ私は「2010年7月11日」を生涯忘れることはないでしょう。17万8854の期待を、喜びを、嘆きを、苦しみを、悔しさを、そして願いを必死に背負ってこれからも前を向いて歩んでいきます。

 この1年を振り返り、多くの人に、多くのものに感謝します。力を与えてくれた支援者の皆さん、支えてくれた事務所のスタッフ、近所の方々、同級生や友人たち、そして家族。1200回を超えた街頭演説の際にずっと隣にあった緑の回数掲示板やのぼり旗、この1年間で3万915㌔を走ったマイカー、このブログを書いているパソコンやいつも胸のポケットに差しているペンとメモ帳・・・・。たくさんの人がいて、いろいろなものがあって歩んでこれたこの1年でした。心から感謝致します。

 さて、我が家は31日になって、ようやく新年を迎える準備があわただしく進んでいます。例年にないことですが、これも私の政治活動を支えているせいでしょうね。家族の姿を見ていると少々申し訳ない気持ちです。ただ子どもたちはそんな大人の事情もどこ吹く風で、朝から大騒ぎ。今も下の階からは、さっきまで泣いていた2歳の息子がアンパンマンの歌を陽気に歌っているのが聞こえてきます。

 5歳の娘は、シャボン玉がお気に入り。、よく冷えた大みそか、やわらかな太陽の光がさす空にシャボン玉がふわりふわりと上がっていきます。

 来年は本当によい年にしたいものです。大みそかも残り10時間を切りました。

 皆様、良いお年をお迎え下さい。

 それでは、また、新年に。

渡辺創

不思議な・・

P1000945 今年もあと1日となりました。長かったような、あっという間のような不思議な1年でした。

 さて晦日の夕刻、熊本に単身赴任中の父が帰郷。私があいさつ回りから帰宅すると、孫二人とじゃれあっていました。「ジイージ」大人気です(笑)。

 はて?、その傍らに不思議なバッグが二つ(写真)。父はこの年末、NGOの活動でベトナムに砒素汚染の調査に行っていました。今朝福岡空港に戻り、熊本には寄らずに空路宮崎に帰ってきたとのこと。このバッグはお土産だそうです。

 左の黄土色のバッグは生きた鶏を運ぶためのもの。写真ではわかりづらいかもしれませんが、カバンの真ん中の高さに3カ所5センチほどの細長い穴が開いています。この穴、鶏が頭を外に出すためのもので、両面に3つずつ計6つ開いています。「要するに鳥が6羽運べる」(父)とのこと。竹?を裂いたようなやわらかい素材で細かく丁寧に編んであります。まあ、運ぶ鶏はいませんが、バッグが丈夫なのをいいことに、娘と息子が変わりばんこに入り込んではジイージに「あっちに運んで。こっちに運んで」とせがんでいます。オジイちゃんも大変です。

 もう一つ(写真右側)のバックは、ナイロン製テープを編んだもの。私のイメージカラー(明るい緑)だったから買ってきたとのこと。ホーチミンから車で5時間の「カオラン」という町で購入したそうですが、もって帰るのも大変だったと思います。

 父の思いに応えるためにも、ベトナムの景色でも思い浮かべながら、配布用のビラでも入れて新年も市内各地を歩き回りたいと思っています。まあ私はベトナムに行ったことはないんですけどね(苦笑)。

渡辺創

寒ーい朝

Dscf3728_3 県知事選期間中のため控えてきた朝の辻立ちを今朝から再開しました。17日間のお休みでしたが、この間にぐっと寒さが増しましたね。腰痛持ちにはつらい季節になってきました。写真を撮ってくれた仲間K氏の手も寒さでかじかんだのか、ピンボケ気味ですね(笑)。

 さて、県知事選。河野しゅんじ元副知事が当選しました。おめでとうございます。私も出陣式や帰陣式、宮崎市民文化ホールでの集会に参加しましたし、選挙前にも何度かお話をする機会がありましたが、温かい人柄とさわやかな弁舌が印象的な方です。

 東国原県政の発展的継承を唱えてこられましたが、県民一人ひとりを見つめた河野カラーの県政を展開してほしいと期待しています。県議会に挑戦する者の一人として、県政の場できちんと議論できる日を楽しみにしています。

 そのためにも今日も頑張ります。これから後援会の仲間と打ち合わせの後、終日宮崎市内を走り回ります。

渡辺創

イルミネーション

P1000882 12月23日は夕方から妻と子供二人を連れてイルミネーションを実施中のフローランテ宮崎へ。11月半ばからほぼ毎晩のように会合、忘年会が続き、土日も休みなしという状況でしたので、せめてもの罪滅ぼしのつもりです。

 夕方まだ明るいうちに出かけたのですが、すでに駐車場は満杯。シーガイアの駐車場に案内され、歩いて会場に向かいました。

 言葉で語るより、写真を見てもらうのが一番でしょうから、2枚掲載しておきます。子どもたちも大喜びでした。

P1000839  

 明日(もう今日ですが・・)のクリスマスイブは、早く帰れそうにはありませんが、どうかパパを許してね。

渡辺創

政治スクール終了

Dsc_1740  少し時間が経ってしまいましたが、先週末に開催した民主党宮崎県連政治スクールについて。

 7月に開講し、月1回の講座を続けて来た政治スクールは、12月18日の第6回講座で終了しました。最終回の講師は、前国土交通副大臣で、現在は党国会対策筆頭副委員長の三日月大造衆院議員(滋賀3区、写真上)。JR西日本のサラリーマンから政治の世界に飛び込んだ方で、日本でただ一人鉄道の運転資格を持つ国会議員。ご本人いわく「誰も羨ましがらないけど、(鉄道好きで有名な)前原誠司外相(前国土交通相)には自慢できる」とのこと。

 政治家を志したきっかけは、勤労者として自分たちが納めている税が妥当に使われているのかという意識の芽生えだったそうです。さらにJRの運転手時代に体感した自殺者の多さが影響を与えたといいます。講義の中で同僚運転手が経験した軌道上での一家心中の話がありました。線路から必死に逃れようとする子どもを覚悟を決めた両親が覆いかぶさるようにして線路にうずくまる。必死にブレーキをかけても、運転手にはそれが間に合わないことが瞬間的にわかる・・・。同僚の方は二度と運転することができなくなったそうです。

 この世の中を何とか変えなければならない。ただひたすらにその思いが背中を押した・・・・。私自身も自分の決断を振り返り、心から共感する話でした。

 講義は、三日月さんの専門である交通政策から、今後の立国のあり方にまで広がり、質疑応答も今年度政治スクールの締めくくりとして充実した内容が展開されました。

 さて、宮崎県連として初めて取り組んだ政治スクール。井上紀代子前代表の長年の悲願が結実しての開催でした。その熱意に引きずられるように運営側の一員としてお手伝いしてきましたが、貴重な試みだったと感じています。

 政治スクールには、大きくふたつの役割があります。P1000695

 一つは、議員を志す人材の新たな発掘の場としての役割です。以前と比べれば緩やかになったとは言っても、議員として活動する、選挙にチャレンジするという狭義の「政治」という分野は、新規参入障壁の高い世界です。だからこそ多彩な人材を幅広く掘り起こし、「熱意」と「決意」と「覚悟」を持った方々がチャレンジする後押しができればと我々は考えています。候補者公募などと合わせて、いわゆる「3バン」(地盤、看板、カバン)が絶対条件ではカルチャーを作っていきたいとの思いです。

 もう一つは、政治とくらしの距離を縮めることです。今回の政治スクールには19歳の女子大学生から会社員、子育て中のお母さん、個人事業主、そして60代の方まで幅広い皆さんが参加しました。政治家志望ばかりではありません。むしろ政治家志望者のほうが少数でした。そこからもわかるように政治家養成スクールでは決してありませんでした。むしろ日々の暮らしには政治の結果が深く結びついていることを、講義や意見交換を通して理解を深めていきたいというのが最大の狙いだったと思っています。10月の県連大会で、川村秀三郎県連代表は「県民の生活に根ざした県連活動」を強調しましたが、まさにその発想です。受講した皆さんのレポートの多くに「政治が身近になった」との感想がありました。少なくともその意味では一定の役割を果たせたのではないかと感じています。

 詳細は決まっていませんが、来年度以降も継続していくつもりです。その際には、このブログでもご案内させていただきます。ぜひ興味のある方は、来年度応募してみてください。

 今回の政治スクールで得た多くの出会いに心から感謝したいと思います。

渡辺創

おむつケーキ

P1000648  皆さん、「おむつケーキ」ってご存知ですか?ケーキと言っても、決して食べられるものではありません。新生児用のおむつをケーキの土台に見立て、リボンや造花できれいに飾りつけたもので、最近?出産祝いとして広がっているそうです。

 宮崎市の東大宮を拠点に子育て中のお母さん、お父さんを応援しているグループがあります。そのグループが開いた「おむつケーキ講座」に15日、妻と一緒に参加してきました。男性一人はちょっと寂しかったので、小・中学校の同級生で、近くで居酒屋を経営している友達夫婦も強引に引きずり込みました。

 紙おむつ4枚をきちんとたたんで土台にし、そのまわりをプラスチックフィルムやレースで包み、リボンや造花などを丁寧にロウで留めていきます。先生の指導を受けながら、一つ一つ進めていきましたが、出来はいかがでしょうか?ちなみに写真上が私の作品です。決して器用ではないんですが、久しぶりに頭をからっぽにして細かい作業にまさに「没頭」。あっという間に時間が過ぎてしまいました。予想をはるかに超えるおもしろさに、凝り性の性格もありますが、何だかはまってしまいそうです。今度は段を重ねた大きいものにも挑戦してみたいなと思ってみたり・・・・。まだちょっと生意気ですかね。

 近い世代のお母さんたちのざっくばらんな楽しい会話の中で、心地よく充実した時を過ごした気分です。友人夫婦も笑顔が絶えず、ホッとしました。

P1000640_2   さて、このおむつケーキ、先月女の子を出産した大学時代の後輩のところに、お祝いに添えて送るつもりです。ごっつい手で作ったかわいらしいおむつケーキですが、喜んでもらえるとうれしいのですが。

渡辺創

年の瀬

P1000437  いつの間にか今年も残り半月になってしまいました。やるべきことを積み残したまま、時間だけがどんどん過ぎてしまいます。少々焦りながらの毎日ですが、師も走る「師走」ですので、私のような年中走り回っている者は仕方がありませんね。

 この週末もまさに駆け回っていました。その中でも年の瀬を実感したのは、宮崎市の出来島町であった餅つき大会。お年寄りから子供まで幅広い世代が集まって、順番に餅をつき、ゆっくりと語らいながら、この1年を振り返る。そんな場になっていました。

 私もしばらくの間、杵を手に頑張りましたが、果たしてお役に立ったでしょうか?

 一晩たって、今日は予想通り筋肉痛に悩まされていますが、その軽い痛みさえも心地よく感じる楽しい時間でした。

写真は、餅つきの様子です。

渡辺創

P1000449

それぞれの志

P1000410_3  あわただしい日々が続いています。

 前回も少し書かせて頂きましたが、先週末は福岡市であった新人候補中心の勉強会にオブザーバー参加してきました。

 以前から親しくお付き合いさせて頂いている衆院福岡2区の稲富修二さんが自らの選挙区内で挑戦する地方議員候補予定者と開いている勉強会です。福岡市議会、福岡県議会に挑戦する(一部現職も含む)方々が集まっています。

 稲富さんは、自民党の超大物・山崎拓さんに競り勝って前回衆院選で初当選した方で、私が参議院選前に1200回の辻立ちを続けている時にも、同じような方法で戦った先輩として事務所スタッフを連れて指導に入ってくれました。選挙中にも若手の仲間とともに応援のため宮崎入りしてくれています。かなり前にこのブログに「本人」というタスキの話を書いていますが、そのタスキを譲ってくださったのも稲富さんです。

 今回は、これまた以前から大変お世話になっている方が講師だった縁もあり、福岡まで出かけましたが、いい刺激になりました。皆さん私より先輩ばかりですが、同じ九州の中で切磋琢磨して頑張ろうと誓い合って別れました。

 写真は、一部の参加者の皆さんと。真ん中が稲富さんです。

渡辺創

太陽の恵み

F1050548  先日、お伺いした宮崎市木花のハウスで栽培されていたミニトマトです。しっかり甘く、宮崎の太陽の恵みがぎっしり詰まっていました。

 さてこの週末は、福岡市に新人候補者の勉強会に出かけたり、地域後援会の集まりを開いたり、とあわただしく過ごしました。福岡の勉強会については、また改めて報告したいと思います。いい刺激を受けた週末でした。

渡辺創

1年

 故郷宮崎に戻るため、毎日新聞社を退社し、今日(12月1日)でちょうど1年。本当に慌しい1年でした。志に結果が伴わないこともありましたが、後悔はありません。多くの方に心配をかけ、迷惑もかけ、そして励まされ、期待され、力強く応援されて歩んでくることができた365日でした。

F1050484  先日、党務で上京した際、国会裏の歩道で、毎日新聞政治部時代の上司と遭遇し、しばらく歩きながら話をしました。今の生計、今後の方向性、短い時間でしたが、本当に心配してもらい、胸が熱くなりました。

 別れた後、かつて働いた永田町・霞ヶ関を通り抜け、日比谷公園へ。記者時代、悩みがある時、仕事に行き詰った時に、気持ちがとがった時によく散歩をした場所です。昨年、退社を悩んだ際にも、この公園を歩き回りながら、苦しい時間を過ごしました。

 毎年眺めた大銀杏は、今年もしっかりと色づいていました。

 歩みを止め、深呼吸して見上げながら、この1年をゆっくり振り返る時間を持てました。

 妻と5歳の娘、2歳の息子も、宮崎で暮らし始めて1年。妻は参院選後に運転免許を取り、軽自動車で行動範囲を大きく広げました。娘は幼稚園で宮崎弁を着実に吸収し、息子はご近所の皆さんに可愛がってもらいながら、しっかりと宮崎の子どもに育っています。

 家族が宮崎にしっかりと馴染めたこと。これが今は何よりの喜びです。この機会に改めてお世話になっている皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。

渡辺創