故郷宮崎に戻るため、毎日新聞社を退社し、今日(12月1日)でちょうど1年。本当に慌しい1年でした。志に結果が伴わないこともありましたが、後悔はありません。多くの方に心配をかけ、迷惑もかけ、そして励まされ、期待され、力強く応援されて歩んでくることができた365日でした。
先日、党務で上京した際、国会裏の歩道で、毎日新聞政治部時代の上司と遭遇し、しばらく歩きながら話をしました。今の生計、今後の方向性、短い時間でしたが、本当に心配してもらい、胸が熱くなりました。
別れた後、かつて働いた永田町・霞ヶ関を通り抜け、日比谷公園へ。記者時代、悩みがある時、仕事に行き詰った時に、気持ちがとがった時によく散歩をした場所です。昨年、退社を悩んだ際にも、この公園を歩き回りながら、苦しい時間を過ごしました。
毎年眺めた大銀杏は、今年もしっかりと色づいていました。
歩みを止め、深呼吸して見上げながら、この1年をゆっくり振り返る時間を持てました。
妻と5歳の娘、2歳の息子も、宮崎で暮らし始めて1年。妻は参院選後に運転免許を取り、軽自動車で行動範囲を大きく広げました。娘は幼稚園で宮崎弁を着実に吸収し、息子はご近所の皆さんに可愛がってもらいながら、しっかりと宮崎の子どもに育っています。
家族が宮崎にしっかりと馴染めたこと。これが今は何よりの喜びです。この機会に改めてお世話になっている皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。
渡辺創