不思議な・・

P1000945 今年もあと1日となりました。長かったような、あっという間のような不思議な1年でした。

 さて晦日の夕刻、熊本に単身赴任中の父が帰郷。私があいさつ回りから帰宅すると、孫二人とじゃれあっていました。「ジイージ」大人気です(笑)。

 はて?、その傍らに不思議なバッグが二つ(写真)。父はこの年末、NGOの活動でベトナムに砒素汚染の調査に行っていました。今朝福岡空港に戻り、熊本には寄らずに空路宮崎に帰ってきたとのこと。このバッグはお土産だそうです。

 左の黄土色のバッグは生きた鶏を運ぶためのもの。写真ではわかりづらいかもしれませんが、カバンの真ん中の高さに3カ所5センチほどの細長い穴が開いています。この穴、鶏が頭を外に出すためのもので、両面に3つずつ計6つ開いています。「要するに鳥が6羽運べる」(父)とのこと。竹?を裂いたようなやわらかい素材で細かく丁寧に編んであります。まあ、運ぶ鶏はいませんが、バッグが丈夫なのをいいことに、娘と息子が変わりばんこに入り込んではジイージに「あっちに運んで。こっちに運んで」とせがんでいます。オジイちゃんも大変です。

 もう一つ(写真右側)のバックは、ナイロン製テープを編んだもの。私のイメージカラー(明るい緑)だったから買ってきたとのこと。ホーチミンから車で5時間の「カオラン」という町で購入したそうですが、もって帰るのも大変だったと思います。

 父の思いに応えるためにも、ベトナムの景色でも思い浮かべながら、配布用のビラでも入れて新年も市内各地を歩き回りたいと思っています。まあ私はベトナムに行ったことはないんですけどね(苦笑)。

渡辺創