地域の中で

P1210178  新党結成に絡んだ動きが活発になっているようです。方向性は様々ですが、それぞれ新しい社会のあり方を模索する作業なのでしょう。先日、新聞記者時代からお付き合いのある元首長から携帯に電話がありました。新党運動に深く関わっている方です。「立場は違うけど、頑張りなよ」との励ましでした。私はきちんと自分自身の歩みを進めてまいります。

 さて15日、宮崎市東大宮の雁ケ音団地にある小規模通所授産施設「どんこや」にお邪魔しました。現在は障がいのある10人ほどの方が通い、アート活動を仕事として取り組んでいる施設です。2011年4月に予定する生活介護、就労支援B型多機能型の体系への移行に向けて、現在の場所が手狭となるため新しい敷地、施設を同じ地区内で探しているそうです。

 東大宮の外には手ごろな候補地が見つかったこともあるそうです。しかし「どんこや」のみなさんは、これまで馴染んできた東大宮にこだわり、地域に根ざし、地域の子どもたちが出入りしたり、地域活動の拠点ともなるような言わば“地域の交差点”のような施設を目指されています。「身近な人たちとかかわり、地域力の一つの担い手でありたい」という自らも障がいのある理事長の言葉が印象的でした。

 雁ケ音を中心とした東大宮地区で新しい場所を探していらっしゃします。いい情報をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひご協力ください。

 今日は小学生時代の恩師とも再会しました。「創(そう)は〜」と20数年ぶりに名前を呼んでもらう声も、優しく見守ってもらった瞳も懐かしく、昔話も盛り上がりました。もっとゆっくり話をしたいところでしたが、まずは夏の戦いを勝ち抜きます。

 さて写真は数日前のものですが、西都市で見かけたツツジです。県内を回る中で、ツツジにもいろんな種類があることに気づきました。

「届けるべき声がある!」   渡辺創

将来を担う

P1210169  珍しく早めに帰宅できたので、久しぶりに二人の子どもをお風呂に入れました。二人とも5月に誕生日を迎えますが、まもなく娘は5歳、息子は2歳です。

 娘は幼稚園の話が止まりません。新学期からは年中さんで、きく組です。「〇〇ちゃんはね・・・△△ちゃんが・・・◇◇先生って・・・」。長湯でのぼせそうになりましたが、楽しい幼稚園生活のようで安心しました。息子は時々歓声をあげながら、空のペットボトルにお湯を汲んだり、こぼしたり。にぎやかな入浴でした。

 新聞記者時代から教育問題を熱心に取材してきたつもりです。親しい現職の教職員の方ともよく話をしますが、児童生徒の変質、教職員の負担増、学習内容の変化に加え、社会の中での学校の位置づけも少しずつ変化し、教育の抱える課題は複雑です。

 私は「公教育の充実」に取り組むべきだと考えています。地域の中にある義務教育機関で一定水準の学力、そして社会でのルールをきちん身につけることができる環境を担保すること。これがまず最初に取り組むべき課題です。そのためには思い切った教職員の加配、環境整備を進めなければいけません。もちろん当然のことですが、第一の責任は家庭にあることは言うまでもありませんので、学校に丸投げするという意味ではありません。

 そのうえで高校以上の学校に関しては、設置基準を緩和して自由度の高い学校設置、幅広い教育内容を容認すべきです。それぞれの目標にあわせた進路を選びやすくし、さらに目標を再設定した場合にも対応できる複線的な教育システムを構築することが望ましいと考えています。このようなシステムなら途中で学びを中断しても、必要と感じた時に改めて学びやすい環境を作りやすいはずです。

 戊辰戦争で困窮した長岡藩の小林虎三郎の「米百俵」ではありませんが、国のあり方、社会のあり方が混迷する時こそ将来の人材育成に力を注ぐべきです。

 この週末は充実した時間となりました。写真は日曜日にお邪魔したミニバレー大会です。昼食休憩の時間に温かく迎えていただき、父の同級生の方の掛け声による「ガンバロー三唱」で激励してくださいました。ちなみに写真左奥の緑のジャンパーが私と妻です。

 今日、私、妻ともに友人の女性から「妊娠しました」とうれしい報告がありました。体をいたわって元気な赤ちゃんを産んでください。本当におめでとうございます。家族みんなで心から祝福してます。

「ニッポンを・・・創意工夫!」  渡辺創

掲示板

P1210144  先日に続き、二連ポスターについてです。ここ数日県北で泊り込みでの活動中ですが、こんな掲示板に出会いました。支援者の方が作ってくださったもので、屋根つきです。「顔の載ったものが雨でぬれたらいかんだろう」(作成者)とのこと。その気持ちに心を打たれました。

さて、今日も夕方までは延岡近辺で活動します。現在も活動の合間にちょこっと書き込み中です。

「届けるべき声がある!」   渡辺創

ポスター

P1210118 多くの皆さんの協力を得て、民主党演説会の告知ポスター張りを進めています。私も時間を見つけては、飛び込みでポスター掲示のお願いに回っています。昨日も2時間半ほどでしたが、苦戦している地域で一人で10枚張ることができました。今日も支援してくださる方とともに杭を打ち、新たな掲示板を8枚設置できました(写真)。昨日夜取材に来てくださったテレビ局の記者さんに言わせると「ポスター結構目立つようになりましたね」とのことです。たくさんの方に感謝感謝です。

 一日の中で、辻立ちに支援者訪問、ポスター張り、イベントや会合での挨拶など目まぐるしく時間が過ぎていきます。時には疲れもたまりますが、気分は充実しています。経験のないような場面に遭遇し、判断を迷うことも少なくありませんが、ひるまず前に。迷った時には、とにかく前進。そんな毎日です。

 さて明日からは県北での活動。それに備え、仲間の運転で宮崎から北上中です。「さあ明日も頑張ろう!」と車内で声を張り上げてみましたが、隣の仲間にはもうしばらく運転を頑張ってもらわなければいけませんでした。安全運転で前へ前へ。今日中には何とか宿に到着できそうです。

「ニッポンを・・・創意工夫!」   渡辺創

演説会

P1210085 4月3日夜、私の生まれ育った宮崎市東花ケ島で個人演説会を開いていただきました。子供の頃からお世話になっている方々が「かつてのPTA的な気持ちで応援しよう」と地域に呼びかけてくださいました。急な呼びかけだったのですが、50人を超える方が集まってくださいました。ありがとうございました。

 十数年離れていて、戻ってきたばかりの私には懐かしい顔がたくさん。「創くんを囲んで一緒に座談会」という手書きのタイトルも温かく、「ああ、生まれ育った地域は本当にありがたい」と実感しました。

 私が30分ほど話をさせていただいた後に、意見交換に移ったのですが、話は子育てから教育、福祉のあり方、宮崎の地域実情、国会議員・参議院のあり方、記者時代の話、選挙戦術まで多岐に渡り、2時間の演説会はあっという間に過ぎました。

 その中でも、初対面だったのですが、同じく子育て中のお母さんと教育のあり方、また今後の社会のあり方について真剣に意見を交わし、思いを共有できたことは本当にうれしいことでした。「話を聞かなければ応援はできないと思って足を運びました。同じことを考えているので、本当に頑張ってください」との激励は、ぐっと背中を押された気持ちでした。

 今、私たちの同世代の中で、政治的無関心が広がっていると言われます。世代全体がそうだなどという短絡的な議論は成り立つはずもないですが、傾向としては否定できないでしょう。ある友人は「政治って何かわからんわ〜。お前そんなの恥ずかしいって、流行らんわ〜」と言います。しかし、否が応でも政治というフィールドで決まったことは私たち自身の生活に直結します。私が記者時代、政治部に進んだのは「政治なんかと馬鹿にしたところで、ここ(国政)で決まったことによって、社会は様々な動きを見せるんだ。そうならその現場を徹底してみてみたい」との意識が一つの理由でした。

 関心が遠のくのは、もちろん政治に期待感も抱けないような現状を作ってきたことに最大の理由があるはずです。使い古された言葉としての「新しい政治」ではなく、本当の意味で国民が携わりたい、関心を持ち続けたいと思う状況を築いていかなければいけません。

 その第一歩として、多くの皆さんとひざ詰めで語り合える、そんな場をこれから作っていきます。      

「日本を・・・創意工夫!」   渡辺創

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P1210012  4月2日。永田町では、自民党の若林元農水相が参院本会議場で同僚議員の採決ボタンを押していたということで辞職しました。若林さんと言えば、昨年9月の首班指名で自民党の指名候補でしたね。与謝野さんや園田さんの新党結成の動きも本格化しているようですし、自民党も慌しいようです。報道によると、与謝野さんの動きと平沼グループの連携も話題になっているようですが、個人的にはあまりイメージがピンときません。参院選を前に今後どういう展開をみせるのでしょうか。

 さて私は宮崎で走り続けます。今日はおそらく生涯忘れないであろう「励まし」を頂きました。ある方がわざわざ時間を割いて、投げかけてくださった一言一言が心に深く刻まれました。

 退路を断っての挑戦です。私は前を向いて進むしかありません。まだいろいろなことが分かる年齢ではありませんが、4歳の娘と1歳の息子に、背中で自分の生き様を示せるような父親でありたい。子どもへの想いがどんなに苦しい時も自分を支えます。

 毎日新聞時代の同僚記者が、この春転勤したとの挨拶状を送ってくれました。新しい職場でも「一点突破、全面展開の精神を忘れない」とありました。まったく同感です。背筋を伸ばし、ひるむことなく前へ進みます。       渡辺創

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