2010年5月19日
【非常事態宣言で示された注意事項】
宮崎県の「口蹄疫」非常事態宣言で示された注意事項をまとめました。県内の方、また宮崎を訪れる方はぜひ目を通してください。
【擬似患畜の発生地域】
<畜産農家に向けて>
①市町村の内外を問わず、不要不急の外出を極力控える。特に他の畜産農家との接触は絶対に避ける。
②家畜、畜舎、えさ、車両の内外の消毒および踏込消毒槽の設置など感染防止のために必要な対策を徹底して実施する。
③畜舎への出入りは極力控え、出入りする場合はマスクを着用し、その前後に手足の洗浄、うがいを励行する。※身近な消毒法として、食酢(3〜5%)を10倍以内に希釈したものが有効と紹介しています。
<畜産農家以外に向けて>
①不要不急の外出は控える。特に畜産農家への訪問は差し控える。
②一般車両も含め車で移動する場合は、必ず管内の消毒ポイントで消毒を受ける。
③イベント、大会、集会などは当面の期間延期する。やむを得ず開催する場合は、出入口での消毒など防疫措置を徹底する。
【発生地域外】
<畜産農家に向けて>
①家畜、畜舎、えさなどの消毒を徹底する。
②発生地域への出入りは自粛する。特に畜産農家との接触は絶対に避ける。
③発生地域外においても畜産農家同士の交流は極力自粛する。
<畜産農家以外に向けて>
①一般車両を含め車で移動する場合は、消毒ポイントで消毒を受ける。
②多くの人が集まるイベント、大会などは可能な限り延期する。実施する場合は出入口での消毒など防疫措置を徹底する。
【その他】
①公共施設、小売店舗、学校など人が集まる場所では、消毒マットなどの方法で消毒を徹底する。
②家庭での手足の洗浄、うがいなどを励行する。
県の非常事態宣言の内容がわかるのは、http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/honbu/seisaku/emergency/index.html
非常事態宣言
宮崎県が口蹄疫の感染拡大を受けて、県内全域で非常事態宣言を出しました。殺処分の対象も11万頭を超え、きわめて深刻な、危機的状況との判断です。とにかくまずは感染拡大を止めなければいけません。
県の宣言では、発生地域外の畜産農家でない県民にも①一般車両 を含め車で移動する場合は、消毒ポイントにおいて消毒を受けること②多くの人が集まるイベント、大会等は可能な限り延期すること。実施する場合は出入口での消毒など防疫措置を徹底すること--を求めています。私の政治活動についても、これまでも当然のこととして発生地域には立ち入らず、進めてきましたが、非常事態宣言を受け、県の方針に 従った形にします。予定していた集会なども延期・中止になるものが出てきますが、どうかご容赦ください。
非常事態宣言が出された昼前に降り始めた雨が、静かに降り続いています。宮崎の心情を表しているかのようです。社会のあり方を少しでも改善したいという一心で志を立て、歩んでいますが、現状を見つめると、ただの候補予定者でしかなく、喫緊の課題に対し何の実行力 も持たない自分の非力がただただ悲しくなります。その割り切れなさと歯がゆさが日々つのるばかりです。
しかし当事者の方々の苦悩を考えれば、私の心情など言うに値しません。今後、該当地域での全頭処分やワクチン接種も検討されているようですが、1日も早く感染の拡大を終息させ、被害補償、生活再建に全力が注げるようになるのを祈るばかりです。立場、党派を超えて宮崎を、日本を守るために力を結集しなければいけません。私は、私にできることから取り組みます。
「ニッポンを…創意工夫!」 渡辺創