ご報告が少し遅れましたが、2月12日、宮崎県議会に新会派「県民連合宮崎」を結成しました。民主党県議団3名と社民党県議団3名が合流し、6名で構成。自民党に次ぐ第2会派となりました。
宮崎県議会では、昨年春の「新みやざき」解消以降、諸派側にすべての常任委員会(5委員会)に委員を出すことができる会派が不在でしたが、今回の新会派結成によって、その状況は改善されます。県政全般を迅速かつ的確に把握することが可能になり、より積極的な課題指摘、政策提言につながるはずです。
現在は、民主党籍、社民党籍を持つ県議のみによって構成していますが、次期改選期をにらみ、政治姿勢、県政の方向性で協調できる仲間がいれば、規模の拡大も否定するものではありません。まずは新しい会派として一歩一歩着実に歩みたいと思います。
会派を設立した思いは、12日に公表した設立趣意書に込められています。この投稿に付記しますので、お読みいただければ幸いです。
会派平均期数は「3・66期」。円熟期の先輩方ばかりの新会派ですが、幹事長を拝命しました。「若い者が汗をかいてガンバレ」ということかな、と理解していますが、議会内では諸派最大会派の交渉役という位置づけになります。直面する難局があれば、背伸びせず、真摯な姿勢で局面の打開に取り組みたいと思います。他の会派役員は、会長が鳥飼謙二さん、政審会長が高橋透さんとなりました。
21日開会の定例議会から本格始動です。私も3月4日(火曜日)午前11時から一般質問で登壇予定です。
【渡辺創】
会派設立趣意書
私たち6名の宮崎県議会議員は2月12日、新会派「県民連合宮崎」を結成致しました。
宮崎県の再置県という先達の功績から130年を経た今、難局の続く宮崎の未来に希望の光を見出し、県民一人ひとりがそれぞれの幸福や夢を追求可能な社会を築きたいと考えます。同時にお互いを尊重し、多様な価値観を認め合い、すべての人々に居場所と役割のある社会を作りたいと思います。そのことを踏まえ、私たちは宮崎県議会において自らの役割を明確に認識し、県政の健やかな発展に向けて厳しいチェックの目を持ち、積極果敢な政策提言を行うことを誓います。
私たちは、県議会のさらなる活性化により、私たち議員が背負う有権者の声を県執行部へ的確に届け、県政の充実を図ります。昨年来、宮崎県議会ではすべての常任委員会に委員を送ることができる諸派会派が存在しませんでした。今回の新会派結成で、その状態は解消されます。くまなく県政全般への発言権を高め、議会内、そして議会・執行部間の適切な緊張関係を保ち、県政の発展に貢献します。
私たちは、国家主義的な風潮が、潮が満ちるが如く音もなく広がる現状に危機を感じます。全体主義の風が吹き荒れ、個の尊重が軽んじられる社会の到来がなきよう、この宮崎の地において中道・リベラルの旗に集う者が力を合わせ、県政発展、県民の生活向上に取り組みます。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基調とした日本国憲法の精神を尊重し、地方議員の立場から性急な憲法改正の動きに反対します。
私たちは、それぞれの暮らしを懸命に守り、社会の構成員として助け合いながら生きる、多くの生活者、労働者、消費者とともに歩みます。自らの力で抗いようのない困難に直面した社会的支援を必要とする方々の存在にきちんと目を向け、乳幼児から高齢者まで多くの方々に寄り添った政策の実現を目指します。また、私たちは住民の代表者として地方の実情を把握し、この国の未来を見つめ、的確な地方の声を発信します。
2014年2月12日