11月24日午後、今国会の焦点となっている「特定秘密保護法案」について反対の立場で街頭演説を行いました。場所は宮崎市中心部の山形屋前交差点です。党本部国民運動委員会の呼びかけに呼応して緊急実施しました。
この法案はやはり課題が少なくありません。自公両党とみんなの党、維新の会両党との修正協議を経ましたが、逆に後退してしまったという印象すら持っています。
私は当然、保護すべき国家機密はあるし、国益を考えた時に一定程度の期間その公開を控えるというのには一定の合理性があると考えます。しかしやはり今回の法案は曖昧なことが多過ぎます。第三者によるチェック、秘密の指定期間、国会の関与など様々な面で拡大解釈による恣意的な指定の可能性がどうしても排除できません。
機密を守る仕組みが強化されれば、本来機密に値しないような「都合の悪い」情報も出したくなるのは人の性。だからこそ、国民の知る権利や報道の自由を制限する可能性がある法案には、無責任な拡大解釈を許さない明確さが必要と感じます。
国会での審議に対して、我々地方議員ができることは本当に限られます。また、この法案を前に、自らが暮らす宮崎に仲間の国会議員がいないことは痛恨の極みですが、明日朝も仲間とともに街頭に立ちます。
「漠然とした不安」が「明確な課題認識」に変わり、多くの方々に問題を共有していただける「気づき」のきっかけになればとの思いです。
【渡辺創】