宮崎神宮大祭

Img_0400Img_0392_2 先週末の10月26、27日の両日、宮崎神宮大祭「神武さま」が行われました。宮崎神宮と瀬頭の御旅所を2日間かけて往復する行列は、宮崎の秋の風物詩。今年も多くの方が沿道に集まっていらっしゃいました。

 

 私は1日目が県議会議員としての参加。同じく宮崎市選出の横田県議、右松県議や国会議員、宮崎市議団、宮崎市の姉妹都市である橿原市議団(奈良県)とともに練り歩きました。昨年が所用で参加できなかったので、一昨年以来でしたが、沿道からたくさんの支援者にお声がけをいただきました。ありがとうございました。

 

 2日目は宮崎神宮の氏子地区である宮崎市花ケ島地区の一員として参加。花ケ島消防団の仲間や消防大宮分団を中心とした奉仕青年の皆さんともに古代衣装に扮して御鳳輦行列に加わりました。

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 私に与えられた役割は「紫のみかざし」。その名の通り、紫の翳しをもって、
御鳳輦の後ろ(前にもいます)を歩きました。衣装が似合う、似合わないは皆さんご意見がおありでしょうが(すでに様々なご意見をいただきました(苦笑))、貴重な経験になりました。

 これからもできるだけ、今回のように議員の仕事としての参加と、地域の一員としての参加に分けて、宮崎の秋を彩る伝統行事に関わりを持ち続けたいと思います。

 多くの方々が力を合わせて、様々な形で参加し、サポートして一つのイベントが成し遂げられていく・・・。大切なことですね。改めてそんなことを実感する神武様でした。

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 さて今週からは視察や研修など出張が4週間続きます。それが終わると、すぐに11月定例県議会が開会します。新しい議会だよりの作成、発送準備、ポスティングなどをこなしながら、党務も新しい企画の準備や調整業務が山積しています。150%で働かなければ乗り越えられそうにありませんが、皆さんの声援をエネルギーに一歩、一歩です。

【渡辺創】

追伸:このブログも県議会議会運営委員会の調査活動の移動時間に書いています。鳥取県から兵庫県に移動するバスの中ですが、車窓から宮崎とはまた雰囲気の異なる山並みを愉しみながらの執筆です。残念ながら、紅葉にはまだ早いようです。こういう仕事の合間の“息抜き”も大切にしたいと思います。

心と心を通じて

Cimg1878_2 台風の影響が心配な週後半です。宮崎では、週末は持ち直すようですが、全国的には、伊豆大島の大災害も、福島の汚染水問題もありますので、甚大な被害をもたらさないことを祈るばかりです。

 さて今日は、昔話を。

 大学を卒業し、毎日新聞社に入社した私は、ほんの2週間の新入社員研修が終わると、横浜支局に配属されました。同期入社の記者が一斉に全国にばらまかれ(まさにばらまかれるという感じ・・・)、私は東京のお隣・神奈川県に落下したわけです。神奈川県内には同期2名が配属されましたが、もう1名は転職組のため半年前倒しで配属されており、”実質先輩”。しかもお隣の川崎支局。ですから、毎日新聞の地方機関として最大規模の横浜支局には、唯一の新人でした。

 その横浜支局に私は5年間勤務しましたが、そのうち4年弱が「神奈川県警」の担当でした。まさに社会人としての礼儀も、取材作法も、人と心を通ずることの大切さも、そして社会をみつめる問題認識も警察取材を通して学んだような気がします。

 当時の神奈川県警は、全国に飛び火した一連の警察不祥事の舞台で、警察とマスコミの関係も難しい時期でした。私は刑事部の1課・3課事件、生安事件、交通などを中心に取材しましたが、当局と対峙する緊張感と同時に、ふんだんな心の交流を持てたことが最も大きな経験になりました。

Dvc00087_2_31_3 あまり詳細は記せませんが、当局も、事件関係者も、取材するメディアも人間同士です。お互いの信頼が成り立てば、そこに必ず心と心が通じる作業があるということを新人時代に学びました。その作業とは、立場は違えど報道することの意義を一定程度理解し合える努力をすることではないかと思います。その作業が実った時こそ、有意義な報道につながることが多かったように思います。その作業は舞台が変わっても同じで、その後の行政取材や政治部での取材、そして今の地方議員の仕事でも同じでした。

 このところ宮崎でも「1課事件」(捜査1課が担当する事件という意味)と新聞記者が呼ぶ事件が新聞紙面をにぎわしています。報道合戦で苦戦する若い記者さんたちもいるでしょう。大変でしょうが、時々深呼吸でもして「なぜ、その報道が必要なのか」を自ら問い直しながら、奮闘してもらいたいものです。きちんと報道する目的が見えれば、その狙いや意図は、読者にも、捜査当局にも理解されるはずです。

 県議会の控室で私がお茶を飲むマグカップは、神奈川県警のロゴ入りです。県警の売店で売っていたのを誰かがプレゼントしてくれたのだと思いますが、新聞記者時代からずっと使っています。新聞社を退社して間もなく4年。県議会での執務の合間に、そのマグカップを片手に新聞を読みながら、新人記者時代を思い出す今日この頃です。

【渡辺創】

※2枚目の写真は、支局時代ではなく、政治部で全国を駆け回っていたころに、夜の新幹線で疲れて寝込んでいる姿を他社の同僚記者が撮影したものです。

楽しそうな県庁って、いいじゃない!

 台風24号が九州に近づいています。明日8日はおそらく大荒れの天気になることでしょう。被害が最小限にとどまってほしいものです。私も出張の日程を一日切り上げて、東京から戻ってきました。

201399171339_2 さて、今日はちょっと柔らかいお話。いつも難しい話は書いていませんが(苦笑)。佐賀県がAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」という曲に合わせて、県の各機関や県庁に関わる方々(食堂の職員さんや警備員さん、空港職員など)が各所属の特色をアピールしながら踊るミュージックビデオ?がYouTubeで公開され、話題になっています。(http://www.youtube.com/watch?v=Bi4Ikk835Bs)。9月9日に公開され、1ヵ月足らずで120万アクセスに届く勢いです

 なかなか楽しい映像で私も何度か視聴しましたが、注目したいのは、真面目に取り組むだけではなかなか浸透しづらい各課のキャンペーンが短い時間の中にそれぞれ織り込まれていること。一つ一つは一瞬ですが、気になって「もう一回みてみよう」となったりします。このあたりがアクセス数が大きく伸びる要因になっているのかなという気も・・・。

 あともう一つ印象的なのは、佐賀県の職員さんたちが楽しそうなこと。県庁と言えば、難しい顔して仕事をしているような印象がありますが、堅苦しそうな所属ほどはじけていたりといい意味で期待を裏切ってくれます。

 先日、宮崎県の職員さんと雑談したのですが、役所だって仕事は楽しい方がいいはずですし、空気のいい職場であれば、新たな発想や知恵だって生まれやすいはずです。また県民から見ても「我がとこの県庁は楽しそうだな。何だかイキイキしてるな」と感じて不満な方はいないはず。むしろ少し誇らしい。そんなものじゃないでしょうか。このPVは「佐賀県って楽しそうだな」という気にさせてくれます。

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 宮崎県庁でも先日、フジテレビの夕方のニュース番組「スーパーニュース」のお天気コーナーに、宮崎県のキャラクター「みやざき犬」が登場しましたね。県庁前からの中継では、仕事を終えた多くの職員さんがバックに並んでアピールのお手伝い。実は私もその中に紛れていました。職員さんと一体になったような気持ちでなかなか愉快な時間でした。

 県庁にはもちろん難しい顔をしながら進めなければならない仕事があることも事実。しかし、県の魅力やイメージづくりは、当事者も楽しみながらやらない限り、その楽しさや朗らかさ、健やかさは伝わらないはずです。「遊び心」が大切です。

 今回のPVは、佐賀県の遊び心にしてやられましたが、素直に拍手を送って、宮崎も頑張りましょう!宮崎のイメージ戦略については、これまでにも県議会で何度も取り上げ、9月定例県議会の代表質問では、河野知事から大きな前進となる答弁もいただいたところですので、また日を改めて考えてみたいと思います。

【渡辺創】

10月になりました

131001_064308 10月に入りました。今月3日は、36回目の誕生日。うーん、特別な感慨はありませんが、時が経つのは本当に早いですね。ついこの間、30歳になったばかりのような気もするのですが、もう三十代後半です。

 まあ、この6年間で新聞社を退社して宮崎に帰郷し、参院選に挑戦して敗れ、県議会議員として再出発。その県議1期目の任期ももう折り返しを過ぎているのですから、いろいろあったと言えば、いろいろありました。

 36歳も気負わず、挫けず、おごらず、ひるまず、一歩一歩進みたいと思います。

 さて、9月県議会も補正予算案等の審議・採決を終え、明日からは昨年度の決算審議です。2日の本会議で各分科会に付託し、審議が始まります。分科会は、常任委員会と同じ割り振りがされますので、私は「総務政策分科会」となり、総務部、総合政策部、会計管理局、人事委員会事務局、監査事務局、議会事務局を担当します。

 また、週末は民主党本部の「全国幹事長会議」のため、みちのく・福島へ。普段は東京での開催ですが、今回は会議だけでなく、合宿形式で民主党の未来を議論することになっています。福島では被災地の視察も行われるとのこと。東日本大震災の被災地はこれまでも数度訪問していますが、福島は初めて。自分の目で見つめて、自分の頭と心で考える貴重な機会になりそうです。忙しい1週間になりそうです。

 さて、朝晩も涼しくなり、南国宮崎でも秋の訪れを感じ始めました。朝早起きできた日は、気の向くまま30分ほど散歩しますが、この数日は朝日に照らされる田んぼの稲穂に目が向きます。写真の稲穂のように実り多き36歳にしたいものです。まずは、あと2日間の35歳を大切に過ごします。

【渡辺創】