ご心配を・・・

 ブログの更新に大変時間がかかってしまいました。申し訳ありません。

 実は、21日にあった党の全国幹事長・選挙責任者会議のため上京中に左目の角膜を痛めてしまい、宮崎に戻った後もしばらくは両眼を閉じて安静の状態を指示されていました。この1週間、大変多くの方にご心配、ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ありませんでした。

 おかげさまで、順調に回復し、もう一歩のところまで来ました。左目の腫れも引いてきて、右目(無事な方)だけあけて、過ごすこともできるようになったので、久しぶりにパソコンのモニターの前に座ってみましたが、やはり片目では疲れますね。

 21日は、全国幹事長会議の前にあった懇親会を終えて、党本部に移動する途中に強い日差しを浴びたところ、急に痛み出し、会議の途中に持ち直しましたが、会議後、外に出ると再び激痛が・・・。権藤県連幹事長と一緒に羽田空港に向かっていましたが、乗る便が違ったため、第一ターミナルと第二ターミナルに分けれた後に、我慢できずに空港のターミナルに駆け込み、そのまま救急の大学病院へ。そしてほとんど目を開けないまま急きょ東京に宿泊・・と不安な夜を過ごしました。

 結膜炎で傷めていたところに、思い当たることはないのですが、過度に触れてしまい、角膜の表皮がほとんどすべて剥けてしまった状態とのことでした。一度目の激痛の後、会議中に痛みをこらえきれず、一生懸命押さえていたのも悪化させた一因のようです。

 目が不自由になったのは、初めての経験でした。激しい痛みと、目を開けられない不安を抱えたまま一人街に佇み、多くの方の親切、思いやりのありがたさが本当に身に沁みました。お顔もわかりませんが、心から感謝したい方々がたくさんいます。

 健康の大切さを痛感した1週間でした。体力自慢で過ごしてきましたが、これからは少しシフトチェンジも必要かもしれません。時々、体も労わってあげなければいけませんね。さて、そろそろ目も疲れてきたので、この辺にしますが、週明けからはまた忙しい日々が続きます。しっかりと頑張ります。この間、ブログに書きたい出来事もいくつかあったので、少しずつ記していきたいと思います。

 今週末は台風2号の接近が大変心配です。新たなダメージとならないことを祈りつつ、備えるべきことにはしっかりと備えなければなりません。

【渡辺創】

臨時県議会

F1050755  2日間の臨時県議会が終了しました。先週の全員協議会に続き、今回の議会は、これからの本格的な活動をスタートさせるための“儀式”のようなもの。議長選があったり、各議員が所属する常任委員会や特別委員会を決めたり・・・。少しずつ県議会の仕組みもわかってきましたが、まだ時おり迷路のような議会棟の中で迷子になったりしています。

 16日の本会議では、議長に外山三博議員、副議長に十屋幸平議員(ともに自民党)を選出。会派「新みやざき」に所属する私は、議長選は会派代表の西村賢議員(日向市区)、副議長選は同幹事長の田口雄二議員(延岡市区)に投票しましたが、いずれも6票で次点という結果でした。

 私自身は、商工建設常任委員会に所属することになりました。商工観光労働部や県土整備部、労働委員会、収用委員会などを担当する委員会です。同委員会で副委員長を務めます。経験はありませんが、一つ一つ勉強していくしかありません。

 特別委員会は3つ設置されました。「防災対策」「医療対策」「産業再生・エネルギー対策」です。私の所属は、防災対策。今回の東日本大震災、新燃岳の噴火活動などを受けて、宮崎の新しい防災対策のあり方を調査・研究・審議していくことになります。また議会の互選で決まる都市計画審議会の委員としても活動することになりました。

 ちなみに本会議での議席は、16番。2列目ですが、議員定数の削減で1列目の席が今後撤去されるので6月議会では最前列になります。傍聴席からみると、右側の議席群の一番左端。右隣が公明党の重松幸次郎議員、左側は通路になっています。

 6月議会では、一般質問に立つ予定です。また改めてお知らせいたしますので、ご都合のつく方はぜひ傍聴にいらしてください。

【渡辺創】

 県庁前は、今とても色鮮やかです。お近くにお越しの際は、休憩場所としても最適かもしれません。

気持ち新たに

F1050740  ゴールデンウイークもバタバタしている間に駆け抜けてしまった感じです。なかなか落ち着きませんが、県議会も明日(5月10日)からは、16、17日(予定)の臨時議会に向けて全員協議会が始まります。気持ち新たに走り出そうと思います。

 さて、この連休中に、宮崎市のシーガイアで将棋の名人戦第三局が開かれました。宮崎での開催は今回が初めて。将棋に詳しいわけではないのですが、主催者の一つが毎日新聞社。同社政治部時代の元上司が担当として来県していたので、連絡をもらって会場まで挨拶に行きました。羽生名人の姿もちらっと目にすることができ、思わぬ「小さな幸せ」をもらった気分です。

 以前、名人戦の主催をめぐって、毎日新聞と朝日新聞が争ったことがありましたね。ちなみに今は両社と将棋連盟が主催になっているようです。私はあまり詳しくはないので、細かい話はできませんが、構図としては、長く主催してきたのは毎日新聞でしたが、何らかの事情で朝日新聞が主催としての開催を求め、将棋界全体を巻き込んだ騒動になったと記憶しています。

 まあ、なんでこんな話を始めたのかというと、ある思い出があるんです。当時、私は横浜支局から政治部に異動してきたばかり。当時の政権で、キーマンの一人だった政府関係者(官僚)を頻繁に取材していました。ところが、この人がなかなか難しい。とっつきにくいうえに、ちょっとピントのずれた質問をすると、露骨に嫌な顔をする。正直なところ、会話の糸口もつかめずに、頭を痛めていました。

 そんな時に、窮地から救ってくれたのが、実は名人戦問題でした。この政府関係者、大の将棋好き。名人戦問題が新聞紙面でも加熱してくると、私の顔を見つけるたびに向こうから名人戦を話題にしてくれるように・・・。しかも親しくなってみれば、大変失礼な言い方ですが、そんなに悪い人でもなく(苦笑)、その後も多くのことを学ばせてもらいました。まあ、取材対象としては最後の最後まで厳しい方でしたが・・・・。最後は某省の事務次官も務められましたが、担当を離れてからも国会内などですれ違うと、気さくに声をかけてくれました。昨年夏、参院選後に上京した際にも国会の議員会館でばったり会いましたが、その際にも励まされました。

 政治活動をやっていても、入り口の難しい局面に遭遇することは少なくありません。しかし、そんな時もひるむことなくし、しっかり構えれば、いい風も吹く。そう信じて歩んでいきたいものです。名人戦の看板(写真)を眺めながら、そんなことを考えました。

【渡辺創】

新しい歩み

F1050710 もう夏かと思わせるような陽気になっています。

 4月30日に任期が始まり、今日(5月2日)が事実上の初登庁となりました。今年は大震災を受けた節電の取り組みで、クールビズも1カ月早くスタートしています。任期最初の登庁は、早速ノーネクタイ。あいさつ回りや手続きなどで議会棟から出入りを繰り返していますが、じんわりと汗ばむ陽気です。

 現職だった方々は、昨年度分の政務調査の報告期限が迫っているとのことで、意外と多くの議員が登庁しているようです。今、私の目の前でも民主党の大先輩、井上紀代子さんがパソコンと格闘中。私もこれから夕方まで書類や資料の整理に追われる予定です。

 さて、明日5月3日で、祖父・渡辺紀が死去してちょうど1年になります。このブログでも、慰めや激励へのお礼を書いたことがありますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、祖父はかつて旧東諸県郡(国富、高岡、綾)選出の県議を務めていました。現職だったのは、もう20年も昔の話ですが、私も政治活動を始めて、祖父が大変たくさんの方々にお世話になっていたことがよくわかりました。祖父と同じように大柄で、太い眉毛の私を見て、懐かしがってくださる方も時折いらっしゃいます。改めて本人に代わってお礼を申し上げたいと思います。

 命日に先立って4月30日に1年祭を国富町で行いました。

 振り返ってみると、1年前の5月3日、夏に控えた参院選の候補予定者だった私は、危篤の知らせを受け、夕方にあった会合をこっそりと抜け出し、病院に駆けつけました。祖父は、体を半分起して、人工呼吸器にあわせてわずかに息をする状態。意識はすでにありませんでしたが、しばらくの間、手を握って過ごすことができました。その後、どうしても外せない日程のため、臨終には立ち会えませんでしたが、息のあるうちに、手のぬくもりがあるうちに、短くても時間を共にできたことは本当に有難かったと思っています。

 その1年後、選挙区は異なりますが、祖父と同じ県議会で政治家としてのスタートを切ることになりました。しかも任期初日が、祖父の1年祭。自分に課せられた役割をしっかりと果たしていくことを墓前で改めて決意して、最初の一歩を歩み始めました。

 祖父の墓の回りには、小ぶりの黄色い花が咲き乱れていました。写真はその様子です。

【渡辺創】