永田町は総裁選の話題で持ちきりのようだ。岸田さん、石破さんも立候補表明したが、報道によると菅さん圧倒的有利の形勢。他党のことなので、一般の方々はともかく、他党党員である私には権利行使する資格もないし、口を挟んでも仕方がないことだ。
ただ、国政の現状を踏まえれば、選ばれた総裁は、99・9パーセント首班指名で総理になる。安倍総理が「任期満了」や「政治的責任」でなく、「体調不良」を理由に退陣することになった後の総裁選だ。つまり7年8カ月続いてきた政権の総括・政治的整理が付かぬままであることは間違いない。総理になる人だからこそ、前政権に対する姿勢だけは少なくとも明確にして総裁選を展開してほしいものだと外野から期待している。
さて、野党の新党結成は、何だか報道からフェイドアウトしそうな気配もなくはないが、地方組織を預かったり、総支部長という立場にいると現実的な対応課題は目の前に積み上がっていく。両党解党しての新党結成方式というのは、なかなか曲者で、地方組織も解散・整理を求められるため、合意形成や対処すべき事務量は半端ない。
不平を漏らしても仕方ないので、黙々と働き、与党としっかり向き合うための礎づくりなのだと肝に銘じて歯を食いしばって頑張ろう!と自らを鼓舞する毎日だ(^-^;。
そんな状況で、なおかつ県議会では10日に代表質問を控えているが、1日は元々決まっていた日程として選挙ポスターなど意識した写真撮影だった。私の後援会長は、記録写真家として有名な方だが、快く了解を得て今回から若い友人のスタジオでの撮影となった。
実は私、写真撮影がとても・・・苦手。様々な表情を求められると、次第に自分が今どんな顔をしているのかわからなくなる。「笑って」と言われると、「はて?笑うってどんな感じだったかな?」と混乱してしまう。なので、できれば、避けたいものと思いながら、10年以上政治活動をしているのが正直なところだ。お恥ずかし話だが。
今日も混乱を脱することはできず、ぎこちない顔を浮かべ続けていたことだと思うが、スタジオの方々4人は必死でいい写真を撮ろうと努力を続けてくれる。しかも、本人に過剰にプレッシャーをかけないように気を遣いながらだ。ただただ頭が下がると同時に、正直ちょっと感動すら覚えた。
選挙って、政治活動って、こうやってたくさんの人たちが奮闘して形作ってくれる。その力の結集が推進力になっていく。時に負担過多と感じたり、様々な圧力を受けたりすると、政治活動にあたっても心が揺れたり、気持ちがめげることもないわけではない。それでも、みんなの力で支えられているのだから・・・と元気になることができる。今日はそんな一日だった。
【渡辺創】