民主党代表選

F1050318_2  朝の街頭活動を終え、事務所に戻ってきました。9月に入りましたが、南国宮崎の日差しは朝でもまだまだ厳しいです。

 さて民主党代表選が話題になっています。ここ数日の経緯が関心を集めていますが、菅直人首相と小沢一郎前幹事長が今日、立候補の届出をするようです。

 野党時代と違い、事実上総理を選ぶ代表選であることが注目される最大の理由ですが、政治ニュースが“夏枯れ”する時期であることも事前報道も含めて拍車をかけているような気もします。

 この時期に代表選を迎えることは、政権交代前からわかっていたことですし、この難局の中で国を、党を率いるという重責を覚悟した候補者が複数いることは政権党としてはむしろ望ましいことだと思います。名乗りを上げた者同士が正々堂々と主張を競い合い、胸を張って党員・サポーターの判断を仰げばいいと思います。それが正常な党内民主主義のあり方でもあるはずです。

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 ただ忘れてはいけないのは、今、民主党は政権を預かる立場にあるということ。民主党を支持する方にも、支持しない方にも“代表選騒動”を冷ややかに見る厳しい声があるのは事実です。地方で政治活動を続ける者として日々肌で感じる実感です。だからこそ代表選の結果を必ずプラス方向に向けるべきです。

 予算編成とも関連するマニフェストの修正路線、混迷を増す経済状況への対応、普天間問題も含めた外交姿勢などが争点となりますが、この代表選を通して民主党への理解が深まる2週間にしなければ意味がありません。

 またメディアでは、党分裂という言葉が飛び交っていますが、競い合った後は当然、挙党一致で政権運営にあたる。それが政権党の責任であり、民主主義政党の常識です。

 国会議員の動きだけを見て、そういう話が飛び交うのかもしれませんが、民主党には地道に活動する地方議員も、在野で過ごす党員もいることもお忘れなく。政治部記者を辞めて、自らが政治活動に身を投じて気付いたことです。

 代表選で行使できるのは、党員としての1票のみですが、特別地方代議員として党大会に参加する機会をいただきました。14日は選出された代表の生の言葉をしっかりと刻み込んでこようと思っています。またその前に13日に行われる党員・サポーター票開票の立会人になっています。宮崎県連の党員・サポーターの皆さんの投票が適切に集計されるよう役割を果たしてまいります。

 写真は散歩中に見つけた“宮崎の夏”の風景です。

渡辺創