枝野幹事長来県

P1000617  8月27日、民主党本部の枝野幹事長が来県しました。口蹄疫で大きな被害を受けた宮崎県が復興に向けて新たなスタートをきる「8月27日」に合わせた宮崎入りとなりました。

 到着後は、東国原知事との会談や県連役員との意見交換後、県選出国会議員や県議とともに川南町に向かい、殺処分受けた豚、牛それぞれの農場を視察。最後は関係者の皆さんとの意見交換会を開きました。

 私は準備を進めた道休事務所や県連事務局の皆さんとともに運営をサポートする側で動いていたため、意見交換会を含めすべてのやり取りを詳細に把握できる状況にはありませんでしたが、関係者の皆さんから徹底した原因究明、今後の再建サポート、精神的ケアの必要性など幅広い意見が出たのが印象的でした。また実際の農場で、今も生々しく残る白い消石灰を見つめながら、この数ヵ月の出来事を改めて振り返り、今後の宮崎のあり方を考える時間となりました。P1000490

 参院選の期間中、消毒を徹底しても、選挙カーから降りることも、アナウンスをすることもなく、ただただ移動のためだけに通り抜けることしかできなかった児湯地区。私も、陣営の仲間も、そしておそらく競った他の候補者の皆さんも、選挙活動が感染拡大の一因となるようなことがあってはならないとの思いと、候補者として有権者の皆さんの選択のためにはきちんとした情報提供をしなければならないのではないかとの思いの狭間で、揺れ動いた夏でした。

 その児湯地区が、そして宮崎が大きな犠牲のうえで、新たな段階へと踏み出すことができたことに安堵しながらも、本当の意味での正念場はこれからだという実感も大きくなっていくばかりです。

渡辺創