代表選を経て

 9月定例県議会のまっただ中。今日は補正予算案等の常任委員会採決日です。今日も気を引き締めて参ります。

 昨日(15日)、民進党の臨時党大会が開催され、岡田克也前代表の任期満了を受けた代表選挙で、蓮舫(本名は村田蓮舫)さんが新しい代表に選出されました。未来に向けた民進党の扉を開く先頭に立って、奮闘してほしいと心から願っています。

 今回の代表選、全849ポイント中、蓮舫さん503ポイント、前原誠司さん230ポイント、玉木雄一郎さん116ポイントという結果でした。宮崎県内の一般党員・サポーターに与えられたポイントは2。投票結果は蓮舫386・前原78・玉木34・無効票2で、ドント方式でポイントを振り分けた結果、蓮舫氏が全2ポイントを獲得しました。

 私たち地方議員の郵便投票は県別ではなく、全国の地方議員票として一括集計されます。同じくドント方式で蓮舫126ポイント・前原50ポイント・玉木30ポイントとなりました。宮崎日日新聞の報道によると、宮崎県連所属の地方議員は蓮舫13人、玉木1人という支持状況だったということです。

 私は蓮舫氏を支持しました。民進党が大事にすべき社会観をしっかりと訴え、それを体現しているリーダーだと判断したからです。今夏の参院選で私たちは安倍政権のリスクを説き、「止めなければならない」と訴え続けました。その取り組みは一定の理解を得たと思います。

 では、なぜ多数の議席を獲得するに至らなかったのか。それは、安倍政権を止めた後に、「こんな社会を作るんだ」というビジョンをわかりやすく国民に伝えることができなかった(なかったわけでありません・・)からだと考えています。そのビジョンを明確に示す役割の中心に蓮舫新代表に立ってほしいと思います。

 今回の代表選、私は福岡県久留米市で開催された九州ブロックの候補者討論会や街頭演説にも足を運びました。いずれの候補者の訴えにも共感を覚えました。代表選を通して多彩な人材がいることを改めて証明できた気もしますし、玉木さんや蓮舫さんのような世代が堂々と代表選にチャレンジできること自体が我が党らしさであると誇らしく思います。

 旧民主党、民進党に対して皆さんそれぞれの立場からご意見もご評価もあると思います。ただ私は旧民主党が間違いなく日本の政治に価値のある足跡を残していると思うのは「多彩な人材の直接的政治参加」の道を開いたことだろうと思います。少し極端な言い方をすれば「特殊な人しか選挙には出れない環境」を変えたということです。政治家の息子・娘でなければ、官僚でなければ、お金持ちでなければ、選挙には出れないという政治文化を変え、幅広い層から国政選挙にチャレンジする道筋を作ってきたことは間違いありません。今回の代表選は、まさにそのことを象徴するような代表選挙ではなかったかと感じています。

 さて、党も新しいスタートを切ります。県議会議員として取り組むべきことは党務だけでなく、宮崎県のこと、県民生活のこと、地域のこと・・・と一日が48時間あればいいのにと思うような生活です。そんな中で私が自負する民進党の党人としての務めは、宮崎県連をはじめ小規模県連強化のプランを本部とともに作り上げることだと思っています。

 政治部記者としての経験や人間関係、海江田代表や岡田代表時代に多少なりとも地方組織に関する党改革創生の議論に関わらせていただいたことも踏まえ、蓮舫執行部に積極的に意見具申していきたいと思っています。【渡辺創】

追記:昨日MRT(宮崎放送)の取材を受けた様子がニュースで流れていました。同社HPからも観られるようです。

http://mrt.jp/localnews/?newsid=00019793