選挙には、お金がかかります。供託金(県議の場合は60万円)のほか、選挙事務所の賃貸料に、車上乗務員や労務者の賃金、選挙ハガキの印刷代など多岐に渡ります。
選挙期間中に懐の話をするのが適切かどうかわかりませんが、議員専業(他の仕事と掛け持ちしていない)の私は決して裕福ではありません。むしろ、新聞社に勤務していた時代より慎ましく過ごさなければ、とても選挙費用を賄うことができないのが正直なところです(この話は選挙を勝ち抜いた後にでも、改めて話題にしたいと思います・・・)。
通算3回目となる今回の選挙、仲間と知恵を絞って、経費削減に取り組んでいますが、その一つが写真に写っている演説会会場用の看板です。
選挙期間中には、いくつかの看板を作ることができます。選挙事務所の看板や選挙カーの上に乗っている看板などがそうです。演説会場用の看板も決められたサイズ以内のものを2枚まで作ることが可能です。
実は、写真に写っている看板、スタッフの手作りなんです。この看板を新調すると、結構な値段になります。そこで今回、渡辺陣営は演説会場看板を1枚に限定。しかもその看板も選挙ポスターと同じデザインを印刷会社に雨に強い素材で印刷してもらい、過去に使った看板枠の上から丁寧に両面テープで貼り、周辺もしっかりとテープで補強しました。多少、下の方に余白はありますが、十分な出来栄え。看板屋さんの仕事は減らしてしまい、申し訳ありませんでしたが、選挙前に後援会スタッフのみんなとワイワイガヤガヤ言いながら制作する作業もなかなか楽しく、気分は「学園祭の準備」といった雰囲気でした。
この看板、個人演説会の会場のほか、街頭演説会場でも設置をしています。私の演説に遭遇した際には、ぜひ演説の内容だけではなく、看板の出来もご確認いただけると幸いです。
【渡辺創】