今日感じたこと・・・

img_8285_2_31週間の始まりは、街頭演説から。午前7時45分から宮崎市中心部の山形屋前交差点で、創氏部長代行を努めている民主党宮崎県第1区総支部の仲間とマイクを握りました。朝街頭は、気合いが入ります。

さて、今朝の街頭演説のテーマの一つでもありましたが、小渕経産相と松島法務相を巡る一連の問題。両氏とも本日、大臣を辞職されました。永田町は慌ただしかったようですね。

 さて、この件について思うことを少々。

 まずは小渕経産相さんの件。政党の立場は違いますが、それはそれとして素直に安倍改造内閣を俯瞰した際、最も期待していた大臣だったので、こういう問題で辞職となるのは、正直残念。政策的考え方の違いがあったとしても、大臣としてどれだけの働きをするのかを注視していたのですが・・・。

 ただ、指摘されている政治資金を巡る問題は、あまりにずさんとしか言いようがありません。記載事実が間違い(虚偽?致命的ミス?)なのか、それとも費用の肩代わりをして有権者に便宜供与を図っていたのか、現時点では明確ではないので、その点への言及は避けますが、いずれにしても大きな問題であることは、あまりにも初歩的で、誰にでもがわかる話です。

 その意味で「あきれる」のと同時に、逆に感服するのは、1万円以上の参加費が必要なイベントに、年間2000人が参加するという後援会活動の「すごさ」。

 亡くなった父・恵三さんの時代から当たり前のように続いていた行事だったから、優子さんには何ということもない「普通」の行事だったのでしょう。だからこそ、その金銭処理に何の心配も持たなかったし、バスを借り上げて、お芝居を観て、お昼を食べて、観光をしてというツアーが一人1万2000円で足りるのかという不安も持たなかったのかもしれません。

 もし、小渕優子さんが一人で旗を掲げて立ち、支える人が誰もいない段階から一歩一歩歩んでいた政治家だったら、この規模の後援会活動を作り上げるために相当の努力が必要だったでしょう。そうであれば、記者会見で言葉に詰まりながら絞り出していた「私自身もわからない」ということにもならなかったはずです。

 そこまで後援会活動に無関係でいられる政治家はおそらく一握りです。政治家が大きくなっていくために、仲間と相談しながら一つ一つ作り上げていくのが後援会活動というのが私の認識。私は会見内容に偽りはなく、正直な心情なのだろうと理解しました。もちろん印象でしかありませんが・・・。

 自らで作り上げずとも環境が整っていることが、必ずしも悪いとは思いません。永田町で言うところの「毛並みの良さ」。正直、うらやましくないと言ったら、嘘でしょう。

 しかし、その環境にあったからこそ、学べなかったこと、体に刻み込めなかったことがあったということなのだろうなと一連の報道を観ながら考えていたところです。そういう意味では、少し可哀想な政治家だなという気もしてきました・・・。

 松島大臣の件も、一言あるのですが、長くなってきたので、回を改めたいと思います。

【渡辺創】