東北地方太平洋沖地震

 明日の集会準備のため、事務所に戻ったところで、東北地方で地震発生のニュースに接しました。

 NHKテレビで流れる映像がなかなか現実のものと受け止められません。仙台の名取川から溢れるように広がった津波が路上の車や住宅を飲み込むように駆け上がっていきます。気仙沼や釜石の港近くで駐車場の屋上や高架道路の上に取り残されていた方々の気持ちを想像すると言葉もありません。

 新聞記者時代、2004年の新潟中越地震の被災地だった新潟県小千谷市や長岡市で、取材団の一員として1カ月ほど過ごしたことがあります。2回に分けての被災地入りでしたが、1回目の派遣初日に、午前中だけで震度5(強・弱含め)の余震を3回続けて受けました。そんな素振りはみせませんでしたが、本当は動悸が止まらず、3回目の時には、心臓をがしっとつかまれたような不安を感じたことを生々しく覚えています。

 今回の地震では、短時間の間に大きな揺れが繰り返し続いているようです。さらに津波の恐怖・・・・。現時点では被害の全容も計り知れませんが、茨城県では亡くなった方も確認されたようです。残念ですが、現時点では祈ることしかできません。

 宮城や岩手、福島の各県には、大学時代の同級生や先輩・後輩、新聞社時代の同僚、仲間がいます。特に岩手には記者時代にお世話になった取材先や記者仲間もいます。仙台には念願のワインバーを夫婦で始めたばかりの友人もいます。そして妻の親戚も。とにかく無事を祈っています。

 極めて個人的な発信になりますが、もしブログをみて、私にできることがあれば、いつでも遠慮なく連絡してください。少しでも恩返しができればと思っています。

【渡辺創】