党鳥インフル対策本部視察団

P1010838  1月29日、民主党鳥インフルエンザ対策本部(本部長・岡田克也幹事長)の視察チームが来県しました。

 私も裏方として視察や意見交換の準備や、メディア対応のため同行。関係各機関の皆様には大変お世話になりました。特に同日は民主党本部のほかに、閣僚二人も新燃岳の噴火の絡みもあり来県しており、ご負担をおかけしたことと思います。

 視察団は、県庁〜新富町役場〜新富町の発生地周辺〜宮崎市内の消毒ポイントを回りました。特に新富町でのヒアリングでは、発生により鳥を殺処分した養鶏組合(卵)や食肉加工の方々からも話を伺いました。卵を出荷する養鶏農家では、これから順次事業を再開しても、同じ規模に戻すには1年以上の時間が必要とのこと。事業拡大のための借入を抱えたまま、収入のない日々が続き、さらに事業再開には鳥の仕入れ費用や殺処分の作業時に破損したり、故障した施設の補修にもコストが必要になります。その切実さがひしひしと伝わってきました。

P1010884  県内の発生も、川南、延岡と広がり、最終的には誤情報と分かりましたが、視察中には「大分から熊本に出荷した鶏に感染が確認」との情報も流れました。現場にも緊張感が漂っていましたが、県庁でのヒアリングの際に、河野知事が「こんなに対策をやってきたのに何で?という一種の徒労感が(現場には)ある」とおっしゃっていたのが、県民の気持ちをまさに表しているような気がして印象的でした。

 うかがった要望や視察の結果は、党本部の対策本部に報告され、政府ともきちんと情報交換されます。

 写真は、上が県庁でのヒアリングの様子。下は新富町でのヒアリングに参加した国会議員です。視察団は、副本部長の岩本司参院議員、本県選出の川村・道休衆院議員で構成。井上紀代子県議、田口雄二県議も同行。県庁でのヒアリングには、皆吉稲生衆院議員(鹿児島)、平山誠参院議員(比例)も加わりました。

【渡辺創】