新しい一年が始まり、あっという間に2週間が過ぎようとしています。時間の流れが本当に早いと感じる毎日。3月末には3期目を目指す予定の選挙が始まるので、慌ただしさにもより拍車がかかりそうですね。
そんな中、1月11日に地元であり、母校の宮崎市立東大宮中学校で教壇に立つ機会を得ました。
教員免許もないのに何を教えるのか。もちろん普通の教科ではありません。「なるには教室」というキャリア教育の一環で、対象は1年生。私に加え弁護士さんや歯科医師さんなど8人がそれぞれ授業を受け持ちました。
私に与えられたのは50分の授業2コマ。ほぼ同じ内容の話を2グループにする形で、それぞれ私の授業を選んでくれた20~25人ほどの生徒さんが話を聞いてくれました。「県議会議員の仕事について」ということでしたので、中学生にもわかるように地方自治の仕組みを解説しながら、身近に感じてもらえるように教育委員会と学校の関係、もし予算が通らなかったら学校がどうなるのかというような話もしてみました。子供たちからも「クーラー整備はどうなるのか」「先生がいつも予算がない、予算がないと言うがどんな意味なのか」など鋭かったり、ユニークだったり、たくさんの質問も頂き、なかなか有意義な時間になりました。意識して生徒さんとともに考える時間にしたかったのですが、まあ何とか及第点というところだったでしょうか(^-^;。
さて、驚いたのは受け持った教室が、偶然にも私が中学1年時の自分の教室だったこと。まあ、なんと運命的というか、いろんなことを思い出しながら、感慨深い気持ちになりました。実は私、大学1年まで「金八先生」の再放送を観ながら「中学の先生になろうかな」と結構真面目にも考えていたので、こんな形で夢叶うとは・・。しかも母校で。
最後に笑い話。実はうちの長女も同中学の1年生。多感な時期なので「嫌がったら控えよう」と学校から打診があった時に内心恐る恐る聞いてみたのですが、「別にいいよ」とのこと。ただ、さすがに僕の授業は受講していませんでした(涙)。まあ、当たり前ですかね。ただ「友達がお父さんの授業、面白かったって言ってたよ」とご機嫌は悪くなかったので、父親としてはホッと胸をなでおろしたところでした。
【渡辺創】