民進党を離党致しました

12284【ご報告】昨日(2月3日)付で民進党を離党致しました。今後は5日に立憲民主党宮崎県連を立ち上げます。宮崎1区総支部所属の市議2名、同支部所属役員の大半が同調する政治判断をし、3日の民進党幹事会で正式表明・承認されました。

 1月初めの報道以降、できる限り民進党にご迷惑をかけないように5年1か月務めてきた幹事長としての残務を丁寧に処理してきたつもりですが、それでもご迷惑をおかけすることでしょう。大変心苦しい思いです。また毎日新聞を退社して以来8年、どんなに苦しい時も掲げ続けてきた「民主・民進」の旗の下から離れる判断は、断腸の思いであったとしか言いようがありません。

 しかし、宮崎の政治情勢を見つめた時に、本来的なリベラルの概念を大切にしつつ、中道の政治勢力を維持し、自民党と対抗し得る政治勢力をもう一度構築していくことが重要です。そのためには、国政で責任ある役割を果たそうとする立憲民主党の地方での実態を作り、今の政治に危機感を持つみなさんの受け皿を作らなければならないとの判断に至りました。新しい野党の柱を立てることによって、宮崎の政治に化学変化を起こすことができないかというチャレンジをしたいと思います。ただ、私の今までの主張を何ら曲げるものではなく、むしろもう一度原点に立ち返る作業だと思っています。立憲についての考え方は改めて示そうと思いますので、今日は離党のご報告までとさせていただきます。

 2日に出張中の東京から宮崎に戻る飛行機の中で、離党届をしたためました。これまでの8年間が次から次に思い出され、約1時間かかりました。パソコンの画面を撮影しようと悪戦苦闘していたら、客室乗務員さんが「シャッターを押しましょうか」と声をかけてくれました。何かの記念だと思い素直にお言葉に甘えました。

 たくさんの方に支えられての政治活動です。いろんな方の顔が浮かびます。この数年間、苦しい判断や党組織に対する責任を背負い過ぎてきたかもしれません・・・。これからも有権者への責任からは逃れませんが、原点に立ち返り、少し朗らかに歩みを進めていこうと思っています。
 広い心で私たちの行動を容認いただいた田口雄二代表をはじめ民進党宮崎県連の皆様に心から感謝致します。

【渡辺創】

全国的な大雪の中

 全国的な大雪のニュースが伝えられる中、県議会議会運営委員会の調査活動で山形県を訪れています。当然、北国山形も一面の雪景色が広がっています。

 今回の調査は秋に予定されていましたが、台風で中止となり、延期されました。通常、この時期の委員会視察はないので、議会視察で雪と遭遇することはまずないのですが、思わぬ体験となりました。大学生活を過ごした新潟を思い出しています。

 今日は静岡に移動して、議会の災害時対応等を中心に調査する予定です。個人的にはこの視察を通して少数会派の発言機会の保障について考える機会にしたいと思っています。

 さて、順調に静岡までたどり着くかわかりませんが、今日もしっかり活動します。その前に雪の街を少し散歩してきます。

【渡辺創】

(タブレットを使って初めて投稿しました。うまくいくでしょうか(^-^;)

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衆院選について

 今回の衆議院議員選挙では、結果として推薦できる候補者を擁立することができず、大変責任を感じています。選挙戦も最終日となりましたが、後援会の皆様に送付した文書をブログにも改めて掲載させていただきます。

                            10月21日  渡辺創

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 朝夕に少し肌寒さを感じる季節になりました。気づけば10月、政情混乱による大激流の渦に巻き込まれながら、3日に40歳の誕生日を迎えました。

 思えば、32歳で毎日新聞東京本社を退社し、故郷宮崎で政治活動を始めて8年が経とうとしています。この間、2010年参院選を皮切りに、2011年県議選で初当選させていただき、2015年に再選。幾多の皆様の期待と願い、力添えと優しさのうえに歩ませていただいて参りました。政治家として前に進むことは時に辛苦を伴いますが、自分に役割が与えられていることの幸せをかみしめながら日々邁進してきましたつもりです。改めてこの機会に心から感謝申し上げます。

 

 さて、この度、私が所属する民進党の前原誠司代表が解散総選挙を目前に、誕生したばかりの「希望の党」との合流を表明し、大混乱の引き金を突然引きました。衆院選に向けてようやく候補者擁立を済ませたばかりだった宮崎県連にとっては、まさに青天の霹靂。大きな戸惑いを抱えながら「海図なき航海」を迫られました。私も幹事長として選挙責任者の任にあり、一年分の出来事が一日で起きるような急展開の渦中で、まさに翻弄されました。

 

 新聞報道等でもご承知おきかもしれませんが、私たちは「希望の党の支援はできない」という結論に至りました。党本部に反旗を翻す形の選択です。背景には、宮崎県内で既に希望の党として活動していらっしゃる方々との政治的立ち位置の大きな隔たり、さらには「アベ政治を止める」という最低限の一致点すら確認できないという深刻な事情があります。結果として、私たちと袂を分かってでも希望の党での出馬を望んだ候補予定者とは、共に戦うことができなくなりました。報道によると、候補予定者は結局、希望の党の公認を得た後に立候補断念となったようですが、その決定に民進党県連の関与はなく、希望の党内部の事情と推察します。

 

 いずれにせよ、今回の衆院選を巡る対応は、苦渋の選択であり、身を引き裂かれるような苦しみを伴いました。袂を分かった形になった候補予定者だった方は、今も私にとって尊敬する先輩であり、苦しい時にも共に同じ政党の中で奮闘してきた同志です。我が県連の仲間も、その方も言わば前原代表の決断が生み出した大きな矛盾に、歪みに、巻き込まれて翻弄された者同士です。皆様には、候補予定者だった方にもどうか変わらぬご厚情を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

 最後に、民進党の今後は不透明ですが、私自身はまず今与えられている民進党宮崎県連の幹事長としての職責を全うすることに専念します。その先のことは少し時間をかけながら40歳からの道程を考えていきたいと思います。しかし毎日新聞を退社した際に立てた「ふるさと宮崎に中道リベラルの旗を立て続ける」との誓いを失うことは絶対にありません。どうかこれからも引き続きのご指導、ご支援を心からお願いを申し上げ、皆様へのご報告とさせて頂きます。

 

2017年10月6日

宮崎県議会議員(民進党宮崎県連幹事長、同宮崎1区総支部長代行)        渡辺 創

 

杉尾秀哉さんとのトークセッション再び!

正方形 9月10日(日曜日)午後3時から宮崎観光ホテル東館2階「日向」にて、参議院議員で元TBSキャスターの杉尾秀哉さんとトークセッションを行います。

 昨年春にも私の後援会主催で、杉尾さんとのトークセッションをさせていただき、大変好評でしたので、再び!という試みです。今回は総支部長代行を務める民進党第1区総支部の主催で、昨年春同様、私が聞き手を務めます。

 当時は候補予定者だった杉尾さんも昨夏の参院選を勝ち抜き、今や国会で大活躍の参議院議員。メディアで長く活動してきた杉尾さんの目には国会がどう映ったのか。率直な話を聞ける場にしたいと思っています。どなたでも参加いただけますし、当然入場無料です。多くの方々にお越しいただけると幸いです。

【渡辺創】

民進党代表選が始まりました!

720テ・20_A 蓮舫代表の辞意表明に伴う民進党代表選挙が21日、始まりました。枝野幸男・元官房長官と前原誠司・元外相が立候補しました。

 1日の臨時党大会で選挙結果は判明しますが、郵送での地方議員・党員サポーター投票は30日必着ですので、宮崎からの距離を考えると、27日中には投函していただくのが安全。党員サポーターの皆様はよろしくお願いします。

 さて、実は今回の代表選、27日に宮崎で候補者討論会・街頭演説会が開催されます。全国8カ所のうちの一カ所です。民主党時代も含め、九州で福岡県以外で開催されるのは初めて。現地の幹事長として、準備に追われているところです。

 討論会・街頭演説会ともに、党員・サポーター以外の皆様もご参加いただけます。代表候補同士の息遣いや醸し出す空気感までつかめる機会はなかなか宮崎では作れません。ぜひ多くの皆様に、この国の未来に向けた議論に耳を傾けていただければと思っています。

■「候補者討論会」が27日午後2時~ シーガイア3F「瑞洋」

■「街頭演説会」が27日午後4時半~ 宮崎市・デパート前交差点です。

問い合わせは、民進党宮崎県連0985-55-0211まで。

【渡辺創】

蓮舫代表が辞任

56110109-2 56110148-2 蓮舫代表が辞任した。県連幹事長としての職責を離れ、個人的な思い。昨年の代表選以来、新しい価値を作り上げようと懸命に努力されてきたと思う。「FORNEXT」というキャンペーンを含め民進党が大事にしなければならないことをもう一度見つめ直そうと先頭に立たれてきた。現時点でそのことが国民に十分に伝わっていなかったとしても、それは代表だけでなく、民進党所属みんなの責任だと思う。

 正直に言えば、「驚き」と「戸惑い」というのが本音だ。

 辞任のタイミングや理由など世の中には様々な意見や見方があるようだが、私は会見での代表の言葉を素直に受け止めようと思う。もちろんトップとしての判断は社会に、国民に、党員に、サポーターに、支援者に様々な受け止めをされるであろうし、その反応に対する責任が伴うのは当然だ。ただ、私自身は蓮舫代表を応援する者として、様々な辛苦も背負ったうえでの代表の「進退の判断」を尊重したいと思う。

 お叱りもあるかもしれないが、私は記者会見での表情を見ていて少しホッとした。もっと成し遂げたいこと、向かい合いたかったこと、たくさんあったと思うが、心から「お疲れ様でした」とお伝えしたい。蓮舫さんのこれからの奮闘にも期待している。(20170728 フェイスブックより)

追伸:昨日は、夕方から上京し ていましたが、メディアの取材や支援者からの電話に追われました。十分な対応ができなかった面もあったかもしれません。お許しください。【渡辺創】

新しい議会だよりできました!

渡辺創_vol10_おもてol 2月定例県議会の最中ですが、新しい議会だよりができました。年度内に発送するためには、閉会を待てず、どうしてもこのタイミングとなります。15日ごろに印刷があがるので、大急ぎで発送作業を済ませ、来週末には後援会の皆様のお手元に届けたいと考えているところです。

 渡辺創_vol10_うらol今回の議会だより「渡辺新聞・一歩一歩」は、表面のメーンは県民の注目が集まる「国体に向けた体育施設の新設」に関する現状をレポートしています。

 裏面は移住促進をクローズアップ。2月議会の一般質問で指摘した内容でもあるのですが、100年余前、宮崎県が移住促進のトップランナーであったことを紹介したうえで、その社会背景は明治期も今も共通するということを“読み物風”に掲載しています。

 なお、4月2日に開催する県政報告会(宮日ホール・午後2時~)の案内も同封しております。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお越しください。

【渡辺創】

第3期インターンシップスタート!

12881287 1317 1316 IMG_7483-2 渡辺創事務所として3期目となる「ドットJP主催議員インターンシップ研修」の受け入れが始まりました。

 今期活動しているのは、いずれも宮崎公立大学の学生で、長尾鴻次郎君(2年・岐阜県出身)、永友歩里さん(2年・宮崎県出身)、河北佳菜さん(1年・福岡県出身)の3人。いずれも素直な眼差しで社会を見つめている清々しい若者たちです。

 2月からインターン期間だったのですが、大学の試験や集中講義の関係で、先週末から本格的に活動が始まったところです。まだ、わずかな時間ですが、地域の「歩こう会」で幅広い世代の方々と交流したり、朝の街頭演説の同行したり、県議会・県庁の見学をしたりと精力的に活動しています。

 今後、身近な政策研究にも取り組むほか、4月初旬に予定している県政報告会の企画準備にも携わってもらいます。インターン研修を通して若い世代が政治や暮らしに近い社会課題に目を向けるとともに、彼らにとって何らかの「気づき」を得られる時間になれば幸いと思っているところです。

【渡辺創】

 

 

2017年も一歩一歩!

DSC_0431 新しい年を迎えました。例年通りというか相変わらずというか慌ただしい年末年始でしたが、無事に新しい年をスタートできたことにまずは感謝。

 早いもので、もうすでに6日。仕事始めも過ぎ、正月気分も薄れ、いよいよ今年の活動も本格始動です。

 今年は40歳になります。節目の年です。2009年年末にスタートした私の政治活動も8年目に入りました。年数を重ねると、背負わなければならないものが自然と増えてきます。様々な役割を与えていただけるというのは、それだけ働きに期待をかけていただいているということだ、とポジティブに捉えていますが、若干荷が勝ってきた気もしています(苦笑)。

 今年は節目の年。改めて原点に立ち返りながら、自分の果たすべき役割をしっかり見つめていく一年にしたいと考えているところです。

 今年も一歩一歩!時々深呼吸しながら、前へ前へ参ります。

【渡辺創】

県議会特別委海外調査(香港・上海)報告

 10月に行われた宮崎県議会・海外経済戦略対策特別委員会の視察報告を個人的にまとめました。ほぼ同じ内容がまもなく発行される、私の議会だより「渡辺新聞」にも掲載されています。文中に「詳細はスケジュール別表」と記しているところがありますが、この原稿内には、スケジュール表がないので、議会だよりの画像内を参照頂けると幸いです。

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 宮崎県議会「海外経済戦略対策特別委員会」の一員として10月12~15日の「香港・上海調査活動」に参加しました。県議会の公式な海外調査は約10年ぶりで、新聞・TVでも報道されましたので、この機会に香港・上海での活動をレポートします。【渡辺創】

 

 ◇海外経済対策特別委とは?

 県議会は、集中的に調査・研究すべき内容や部局横断的に取り組むべきテーマを扱う特別委員会を毎年設置しており、今年度は海外経済戦略に加え、みやざき創生、観光・スポーツ3特別委が活動しています。

  「海外経済戦略特別委」の委員は12人。人口減少が進み、国内市場が縮小する中で県産農畜産物の消費先を確保することが必要(=輸出促進)との問題意識を共有しています。さらに県内企業の海外進出に加え、逆に海外からの観光誘客や投資をいかに進めるかということも重要テーマです。この課題認識は、県が今年度から推進する「みやざきグローバル戦略」と連動しており、激しさを増す自治体間の競争に上手く対応できなければ、将来的な県勢の浮沈に影響します。 

 そこで今回、宮崎にとって重要な輸出先であり、アジアの窓口として県事務所も開設済の「香港」「上海」の視察が決まりました。ちなみに特別委の調査研究は、来年2月議会で報告書として議決されます。

◇県産品をいかに売るか!

 香港到着直後(※スケジュールは別表参照)に訪問した「一田百貨」は、繁華街にある複合施設内のスーパー。午後9時過ぎの視察でしたが、店内は家族連れでにぎわい、「経済的余裕のある層」(香港駐在員)に向けた店舗という雰囲気。香港は、日本の農産物輸出先として11年連続の首位であり、店頭には県産のサツマイモや乳酸菌飲料など「日本産商品」がずらりと並びます。 

 陳列棚を眺め、意外だったのは「納豆」。国内では生産地イメージのない「愛媛県産」(ちなみに愛媛県の納豆消費量は全国38位)がコーナーを席巻。この光景には戸惑いましたが、日本産品を取り扱う「味珍味有限公司」のデニス・トクアキ・ウー社長によると「香港の消費者にとって日本産は安心の裏付けだが、リンゴなどの一部商品を除けば生産地までは意識されていない」とのこと。早期に香港に商品を売り込み、一度シェアを確保してしまえば、その強みは続くようです。 

 そのためには、香港人の好みを踏まえ「香港で売れる国産品は何か」との視点で市場に飛び込み、「○○と言えば、この商品」というナンバーワンになることが重要。パッケージ等も大切で、香港で好まれる金色を多用したパッケージで成功したイチゴもあるそうです。 

◇宮崎牛の戦略 

 一方で、生産地のブランド定着にこだわった販売戦略を続けているのが「宮崎牛」です。宮崎経済連は4年前に香港事務所を開設し、現在は年間約30トン(昨年度)を輸出。しかし、鹿児島県産などが目立つ香港のスーパーで宮崎牛を見かけることは稀です。その理由は、高級飲食店にターゲットを定め、ハイエンド(最高級)の客層に丁寧な料理と組み合わせ、付加価値をつけた形で販売する戦略をとっているためです。高い店では客単価が2万5千円近くになる飲食店もある香港で、宮崎牛認定レストランは現在7軒に広がっています。 

◇インバウンドの拡大 

 視察2日目には、香港経済人との意見交換会も開催。この場には、日本へのパッケージツアー最大手「EGLツアーズ」の袁文英社長も出席されました。宮崎~香港便の開設にも貢献し、「みやざき大使」も務める人物。大変気さくな方ですが、大きな影響力を持っており、各自治体の関係者は香港での「袁社長詣」を欠かせません。私もお会いするのは3度目でした。 

 宮崎~香港定期便の80席を常時確保する袁氏は、宮崎を含む九州ツアーが順調なことを明かしたうえで、宮崎の特徴を「観光資源は強いが、香港人が大好きな『買い物』というポイントが弱い」と大きな課題を指摘。香港で流行するチャペルでのウエディング写真に対応できる施設や、部屋に露天風呂がある高級旅館などを整備すると更なる香港からのインバウンド(訪日旅行)が望めるとのアドバイスもありました。 

 香港からの訪日客は年間152万人。香港人の5人に1人が毎年訪日し、その9割がEGLのようなツアー利用者です。東京や京都は既に経験した層が地方に流れています。「宮崎で宮崎牛を食べる」というような付加価値をつければ、香港での県産品消費拡大につなげるプランも考えられそうです。 

◇「中国」との新しい関係 

 上海では、現地県人会との意見交換や宮崎からの進出企業視察などを行いましたが、最も興味深かったのは、「上海市国際貿易推進委員会」会長との意見交換でした。同委員会は、中国の経済界や貿易界の代表者や企業・団体で構成される対外貿易の民間機構の上海版であり、会長は中国有数の貿易都市・上海の経済に深く関わる人物です。 

 会長は、習近平体制で進める「一帯一路構想」に沿った話を展開。同構想は、中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる「シルクロード経済ベルト(一帯)」と、中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「21世紀海上シルクロード(一路)」の二つの地域で、中国主導によるインフラ整備、貿易促進、資金往来を促進させる経済構想のことです。「投資される側」から「投資する側」に変貌する中国を強調し、これからの中国は「対外投資」を大きな柱にしていくことを窺わせました。 

 「これまでは安い人件費が日本から中国への投資を呼び込んできた。人件費も高騰する中で旧来のスタイルは崩れつつある。しかも一帯一路構想を掲げる今、日・中が今後もウインウイン(双方が得をする)の関係を築くカギは?」と思い切って私見を交え率直な質問を投げかけてみると、「双方に利益を生む農業での技術連携」との返答。まだまだ議論したいところでしたが、時間の制約が残念でした。 

◇視察を終えて 

 宮崎の地理や交通・物流面の環境を考えた際に、本県が市場確保を図るべき中心的地域は、やはり香港と考えるのが妥当です。そこに、輸入規制等の制約があっても人口集中国・中国の窓口としての上海、観光交流面の大きい韓国、台湾など東アジアでの戦略的展開はやはり重要です。さらに東南アジア・イスラム圏までの視野を広げれば、シンガポールも大きな可能性を秘めています。 

 しかし、該当地域の政治・経済は大きく動いています。その中でいかに商環境を把握し、チャンスを見出せるかが今後のカギと実感しました。県行政の役割は、県内企業が海外にチャレンジしようとする機運醸成と、一歩を踏み出す際の共通基盤の確保(物流ルートや現地チャレンジオフィス等)が中心です。民間の動きを行政がどうサポートするのか。その点を意識しながら、今回の調査の意義を高めて参ります。